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ダンス・アクロバットに活きる関節の使い方 〜膝関節⑥〜
2015.09.25

皆さんこんにちは。

今週は「膝関節」をご紹介する記事の第6弾です。

ここまで「膝関節」について様々な内容を紹介していきました。

前回までの記事をもう一度おさらいしておきましょう。

ダンス・アクロバットに活きる関節の使い方〜膝関節①〜

ダンス・アクロバットに活きる関節の使い方〜膝関節②〜

ダンス・アクロバットに活きる関節の使い方〜膝関節③〜

ダンス・アクロバットに活きる関節の使い方〜膝関節④〜

ダンス・アクロバットに活きる関節の使い方〜膝関節⑤〜

 

今回ご紹介するのは、「膝関節」を利用した「パンケーキ」という技をご紹介します。
アクロバットやダンスで使う事も多く見られますし、体作りにもおススメの技です。

背中を反って、状態をキープするこの技は、柔軟性と筋力のバランス設定が難しい技です。

一つずつ解説していきますで、ゆっくり行ってみてください。

 

それでは解説スタートです。

チア_ダンス_アクロバット_応用_パンケーキ_膝関節1

全体像の写真です。
左上の数字は、行程を表しています。

 

チア_ダンス_アクロバット_応用_パンケーキ_膝関節2

《ポジション①》

◆手順
①つま先を開き、母指球に体重を乗せる。
②体幹部を締め、状態を安定させる。

★ポイント
このポジションでしっかり体幹部(上半身)を締めておく事が大事になってきます。

 

チア_ダンス_アクロバット_応用_パンケーキ_膝関節3

《ポジション②》

◆手順
①膝を大きく前に出す。
②腰を前に張る。
③膝から背中を、後ろに倒していく。
④倒した姿勢で状態をキープする。目線は天井を見る。

★ポイント
軸に対して膝を大きく前に出していく事が大切です。
背中を後ろに倒していくのに対し、膝を前に出す事でバランスを保ちます。
さらに、膝と同時に腰も前に張る事で背中を倒し易くなります。

最初は、背中の倒し過ぎに注意してください。バタンと倒れてしまいます。
自身の倒せる範囲でキープするようにしましょう。
後々、背中を地面すれすれまで倒す事が出来れば完璧です!

「パンケーキ」は、「膝関節」の周りにある筋肉をフルに使って状態をキープします。
特に、太ももの前側にある「大腿四頭筋」は、
背中を倒した状態でとても使われているので意識しましょう。
全身の筋肉働かせないと倒れてしまうので、
体を締めるのが苦手という方は是非トレーニングしてください。

 

☆パンケーキの利用(ブリッジ)☆
「パンケーキ」は「ブリッジから立ち上がる」
または「立った状態からブリッジ」の軌道に近い姿勢です。
《ポジション②》から目線を地面に移し、
手を地面に伸ばしていけばブリッジに降り易くなります。

「立っている状態からブリッジに降りれない」
という方は、この「パンケーキ」を練習して、
まずは背中をしっかり倒せるようにしてみましょう。

さらに、ブリッジから立ち上がる瞬間もこのパンケーキを意識する事で、
より安定して上体を起こしやすくする事ができます。

「ブリッジから起き上がった瞬間に、力が抜け、膝をついてしまう」
という方は、「大腿四頭筋」に力を入れて、さらに腰を前に張るように意識してみましょう。

アクロバットレッスンで、多くのチアっ子がこのトレーニングとアドバイスで
「ブリッジから起き上がれる様になった」と喜んでくれています。
体の強さを向上させながら、ポジション確認を怠らず、マスターしてくださいね。

来週の記事もお楽しみに!