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ダンス・アクロバットに活きる関節の使い方 〜膝関節④〜
2015.09.11

皆さんこんにちは。

今週は「膝関節」をご紹介する記事の第4弾です。
膝関節を支える筋肉のストレッチ方法」をご紹介します。

 

「膝関節」について、前回までの記事をもう一度おさらいしておきましょう。

◆ダンス・アクロバットに活きる関節の使い方 〜膝関節①〜

◆ダンス・アクロバットに活きる関節の使い方 〜膝関節②〜

◆ダンス・アクロバットに活きる関節の使い方 〜膝関節③〜

今回ご紹介するのは、「膝関節」を伸展させる際に使われる『大腿四頭筋』を伸ばす
ストレッチ方法です。

 

それでは、解説スタートです。

チア_ダンス_アクロバット_ストレッチ_膝関節1

上の写真が全体像です。
左上の数字は、ストレッチの行程を表しています。

◆ストレッチ手順
①片手を壁に付き、もう片方の手で足をお尻側で掴む。
②掴んだ足を、背中側に上げていく。
③『大腿四頭筋』がストレッチされた状態で、5~10秒キープし、ゆっくり①の姿勢に戻す。

上記の手順を左右両方、均等に行いましょう。

 

チア_ダンス_アクロバット_ストレッチ_膝関節2

☆ポイント①
•壁についた手でしっかりと体を支え、姿勢(体幹)を整える。

片足になる事で体のバランスが崩れ易くになるので、片手でしっかりと壁を押さえ、
状態をキープ出来るようにしましょう。

ストレッチの準備にあたるこの姿勢をしっかり作る事で、正しくストレッチを行う事ができます。

 

チア_ダンス_アクロバット_ストレッチ_膝関節3

☆ポイント②
•腰を支点に、掴んだ足を上げていく。

掴んだ足を背中側に上げる際、支点がお腹になってしまうと
背中が反ってしまい、正しく『大腿四頭筋』を伸ばす事ができません。
下腹部、体幹部を締めて、骨盤を支点に足を上げていくことで効果が格段に上がります。

伸ばした後は、急に手を離さずにゆっくりと戻すように心がけてください。
伸ばした筋肉を急に緩めてしまうと筋肉や筋に負担が掛かります。
小さな事ですが、ちりも積もれば怪我に繋がりますので、注意が必要です。

 

☆まとめ☆
『大腿四頭筋』は、しゃがんで立つ動き・階段を上り下りする動きなど、
スポーツやダンスだけでなく日常生活の動きでもとても大きな役割を果たしてくれている筋肉です。
日常的に使われる筋肉なので、当然疲労も溜まりやすい部位です。

運動の前後に、『大腿四頭筋』をストレッチする事で、いろんな事に効果を感じます。
例えば、僕は練習の合間、休憩などで、このストレッチを行う様に意識しています。

『大腿四頭筋』だけに言える事ではありませんが、
筋肉や関節群をストレッチでほぐした後に体を動かす事で、
質の高い練習、ベストパフォーマンスを行う事に繋がると感じます。
そして、運動後のクールダウン・ストレッチは、翌日のコンディションに大きく関わって来ます。

怪我なく、多くの練習や本番にチャンレンジするために、
《運動前の準備運動》《運動後の整理運動》を癖にしてくださいね。

来週の記事もお楽しみに!