CHEER COLUMN-応援コラム-
皆さんこんにちは。
先週に引き続き「股関節」について解説していきます。
今週は股関節の「ひねり」です!
先週までの記事も是非確認してくださいね!
チア・アクロバットに活きるトレーニング 〜股関節①〜
前回の記事で、股関節が動く方向は
•前後
•左右
•ひねり(外回し内回し)
と全部で6方向あるとご紹介させて頂きました。
今回は
•ひねり(外回し内回し)
をご紹介します。
《外旋》
股関節を外回しにひねる動きです。
膝頭の向きを外にするイメージをすると綺麗な外旋を行えます。
また、股関節近くの「太ももから」捻る事も、足を美しく見せるためのコツです。
外旋させる技は「キック」「トータッチ」などはもちろん、
足の動作全てに意識を持っていると、体幹も締まり易く鳴ります。
また、「お尻」「内転筋」「ふくらはぎ」の筋肉が同時に働いていれば、
より良い外旋といえるでしょう。
《内旋》
股関節を内回しにひねる動きです。
膝頭の向きを内にするイメージをすると綺麗な内旋を行えます。
「ツイスト」というステップや、
アクロバットで練習する「キックダウン」などで内旋を使用します。
股関節周り(胴体と足を繋いでいる部分)の筋肉が働きます。
《外旋と内旋のまとめ》
準備姿勢やポージングなどを格好よくキメるためには、
この外旋と内旋が非常に重要になります。
どのように伸ばすか?
どのように曲げるか?
なかなか自分のポーズが決まらない時は、股関節周りから姿勢を作ってみて下さい。
足の付き方(つま先と膝頭の向き)も非常に重要です。
重心を安定させて、動作を繋ぐ際、
不安定になる場合は、外旋と内旋の微妙なコントロールでクリア出来る事も多くあります。
ここからは股関節部分の簡単なストレッチをご紹介します!
こちらのストレッチは股関節を「伸展」と「内旋」させ前面を伸ばすストレッチです。
太もも前面の筋肉を伸ばし、股関節の稼働域を広げる事が目的です。
まずは良い例をご覧下さい。
・体幹部のキープ
しっかり胸をはり、上下の引っ張りも意識されています。
・後ろ足の伸ばし方
内旋方向にひねられ、股関節の前面がしっかりと伸ばされている印象です。
【更にステップアップしたい人は↓】
①「良い例」よりも更に、股関節を地面に近づける様に意識します。
筋肉の伸びを感じられると思います。
②上半身を反ります。
この際「腰で無理に反ろうとする」のではなく、
「胸を天井へ向ける」と言う意識で行って下さい。腰への負担が軽減されます。
③曲げている足を前方へ伸ばし、スプリット(前後開脚)にする。
では、悪い例を確認してみましょう。
・体幹部のキープ
背中は丸まり、上下への引っ張りも無くなってしまっています。
これでは、伸ばしたい筋肉も伸びていませんので、効果は期待出来ません。
・後ろ足の伸ばし方
外旋方向へ捻っています。
膝も曲り、実際にストレッチしたい箇所への効果は期待出来ません。
今回は
•ひねり(外旋/内旋)
•ストレッチ
をご紹介しました。
チアっ子には、とても意識してほしい「股関節」ですが、
普段運動がなかなか出来ない、保護者の皆様にもオススメです。
股関節のストレッチは、「足」にも「腰」にも効果が出ますし、
血が通って気持ちいいです。
痛い!というイメージがある、股関節のストレッチですが、
痛みを伴うところまで稼働させなくても「ちょっと苦しいな」程度のところで、
ゆったりを呼吸し、姿勢をキープするだけでも、効果ありですよ!