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チア・ダンスに活きる「ステップ入門」〜パドブレ③〜
2014.08.08

チアリーダーの皆さん、こんにちは。
夏休みも中盤、学校の宿題は終わっていますか?
「計画力」を発揮して、この夏を素晴らしい期間にして下さいね。

それでは、今週もパドブレステップについて解説して行きます。

まずは「基本」が大切です。先週までの記事を確認しましょう。
チア・ダンスに活きる『ステップ入門』〜パドブレ①〜
チア・ダンスに活きる『ステップ入門』〜パドブレ②〜

さて今週は『ジャンプ』を入れたパドブレの応用です。
まずはステップポジションを確認しましょう。

チア_ダンス_ステップ_パドブレ_1

基本的なポジションは先週までと変わりありません。
ジャンプが入る事で、多少の変化が生まれますが、分かり易く説明していきます。

写真では、ジャンプのポジションがありません。
つまり、「ポジション」ではなく、
「軌道」の中にジャンプを取り入れていくバージョンとなります。

それでは、「軌道」も含めて解説していきます。

チア_ダンス_ステップ_パドブレ_2

カウント①では2つの行程を行います。
「ジャンプ」と「片足で着地する」という2つです。
それでは流れを整理して行きましょう。

■カウント①-1/右足を6番方向へ着地
→基本のステップポジションより深く踏み込みましょう。
また踏み込んだと同時に地面を踏み切ります。
★ポイント★
短い時間ではじく様にジャンプをスタートする事がコツです。

■カウント①-2/両足を腰の高さまで引き上げる。
→体幹部を固め、両足(特に膝)を締める意識を持ってジャンプしましょう。

■カウントand-1/左足を6番方向に着地、同時に上半身をシンメに引き上げる。
→着地足は、地面に刺すように着地を意識しましょう。
上半身は脇の引き上げを利用し、着地の衝撃を軽減できるよう意識しましょう。
★ポイント★
このときの着地はオフバランスを意識しましょう。
次の動作に素早く移れます。

解説)オフバランス=身体の軸を地面から垂直ではなく、バランスを作る事。

チア_ダンス_ステップ_パドブレ_3

続いてカウントand-1〜カウント②の流れです。

and-1/オフバランスを意識
→体幹部は緩まないように注意しましょう。

and-2/右足を2番方向に踏み込む
→地面に突き刺すようなイメージで踏み込むと、スピード感が増します。

カウント②/左足を6番方向に引っ張る
→この意識を持つ事で、連続してステップを踏む時に活きてきます。
重心が前足にしっかりと移ってくれるからです。

流れをおさらいしましょう。

①右足を6番方向へ踏み込む&地面を踏み切る
②ジャンプ(両膝を腰の高さまで)
③左足を6番方向へ着地(オフバランスを意識)
④右足を2番方向へ着地
⑤左足を6番方向へ引っ張る意識

以上の行程が、パドブレの「ジャンプバージョーン」となります。
このバージョンは、ストリートダンスのカテゴリーにも見られる動きです。
跳ねている印象が見え、「元気に」表現する手法の一つと言えます。

応用は「ポジション」や「軌道」、もしくは双方にちょっとした工夫が加えられます。
しかし、基本のステップが無くては、マスターした事にはなりません。
何を行うにもまずは基本から大事にして下さいね。