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チア・ダンスに活きる「ステップ入門」〜パドブレ①〜
2014.07.25

夏真っ盛りとなりました。
暑さに負けず、笑顔一杯のチアリーダーとして、夏休みを楽しんで下さいね。

今週講座は「パドブレ」です。
様々なジャンルで用いられている基礎ステップです。

エンドカウントで足を踏み込むステップなので、
初心者の方が最初に壁になる事が多いようです。
体幹を整え、正確にステップを行えるよう一つずつ確認していきましょう。

今週はステップポジションについて説明していきます。

director_step_padobure1

まずは、ステップの全体像です。
分かり易くなる様に、カウント8の準備を大きく横に開く事とします。
写真では「右足の踏み込み」からスタートとしていますが、
「左足の踏み込みからスタートするパフドブレ」まで含めた
「4カウントループ」のステップだといえます。

4カウントの中に、6つのポジションが存在するので、
より体を安定させて行う事が必要です。

《今回のルール》
アームモーション=ダガーでキープ
体幹・顔=正面でキープ

director_step_padobure2

準備姿勢です。
「カウント8」で行います。
より、ステップアップしたい人は「カウント8and」で行ってみて下さい。

・左足に重心を乗せる。
・右足を3番方向に足を伸ばす。
・右足先はポイント。
 →ポイントにすると、全身に力が行き渡り安定し易くなりますよ。

体幹を整えておく事が重要です。

director_step_padobure3

ステップ①のステップポジションです。

・右足を6番方向に踏み込み、足を根元からクロスさせる。
・重心を左足に7~8割乗せて膝を曲げる。腰を通常よりも落としておくと安定します。

足をクロスさせるコツは、軸足の膝を曲げる事です。
関節にゆとりが生まれ、足をクロスさせ易くなります。

director_step_padobure4

カウント1andのステップポジションです。

・左足を右足に揃える。
・つま先でバランスを取り、オフバランスを意識する。

今回はandカウントでステップする事になります。
足を素早くシャープに移動させる必要があります。
そのために、右足に重心を移した後、
左足を素早く引き寄せる事でスムーズに実行出来ます。
また、ステップポジション2では、
次のステップへ繋ぐために2番方向ににオフバランスする事もポイントです。

director_step_padobure5

カウント②でのステップポジションです。

・右足を2番方向へ踏み込む。
・重心は左足から右足に移動。
・つま先も2番方向へ向ける。

このポジションは、「右足から踏み込みパドブレ」の準備姿勢にもなります。

ステップポジションは理解できましたか?

「左足から踏み込みパドブレ」が出来たら、
「右足から踏み込みパドブレ」も練習して下さい。
左右対称なので、ポイントは一緒です。
そして、ループ(繰り返して)して行える様に練習して下さい。

【難しいと感じるポイント】
・andカウントが入り、早いと感じる。
→体に染み込ませる事で慣れてきます。
・足をクロスする際にバランスが崩れる。
→膝を柔らかく使って下さい。
・カウント2の足が遅れる。
→カウント1and時に、オフバランスをして下さい。

上記をクリア出来れば、比較的簡単なステップです。

チアっ子の多くは「もうマスターしている!」と言う人も多いと思います。
そんなチアっ子の為に、アームモーションを追加したパターンをご紹介します。

director_step_padobure6

《アームモーション》
カウント⑧=Tモーション
カウント①=ダガー
カウント②=Tモーション

足を素早く動かす時は、体が締まっている方がやり易いものです。
パドブレを使用した振付でも、
アームモーションが体の近くにある事が多いようです。
今回は、ダガーにしましたが、ハーフTなどに変えても良いでしょう。
難易度が高くなって来ると、
ハイVなど体から離れた位置でアームモーションを使う事もあるはずです。
徐々にレベルを上げて下さい。

それとは対照的に、
「準備=カウント⑧」や「ステップポジション3=カウント②」は、
体が安定し易い姿勢です。
振付でも、アームモーションを大きく使う事が多いようです。

まずはしっかりとステップをマスターする事です。
その後、アームモーションもバリエーションを増やしていけば、
「パドブレ」は完全にマスターしている事になりますよ!

次回は「パドブレの応用」をご紹介いたします。