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チア・ダンスに活きる『ステップ入門』〜グレープバイン③〜
2014.06.20

2週に渡り解説してきました「グレープバイン

チア・ダンスに活きる『ステップ入門』〜グレープバイン①〜
チア・ダンスに活きる『ステップ入門』〜グレープバイン②〜

いよいよ今週は応用編 →「グレープバイン」のバリエーションをご紹介いたします!

グレープバイン①・②でやった事も忘れずに応用を行っていきましょう!

《バリエーション①=ひねりを加えたボディライン》

【ルール】
・カウント1~3は腕を前後に振る。カウント4で右手をパンチアップにします。
・体幹部はキープしましょう。

チア-ダンス-トレーニング-ステップ-ボックス_11

【上半身のひねり方】
下半身のポジションは今までと変わりませんが、上半身のポジションに大きな変化があります。

カウント1の時、右足を3番方向へ踏み込んだ際に上半身を右にひねります。

ポイントは
・前に出す腕よりも後ろに引いている腕を強く引く→体幹部が保ち易くなります。
・下半身をしっかりと踏み込み、上半身のみをひねるようにする。

【注意点】
上半身をひねる事で体幹がぶれやすくなり、下半身まで不安定になってしまう場合があります。
重心を低く構える事が、安定へと繋がります。

•膝を伸ばし切らず、柔らかく使う事
•足の裏で地面を握る様にする事

この2点が、ポイントです。

チア-ダンス-トレーニング-ステップ-ボックス_12

基本的な考え方は、カウント1と変わりありません。
しかし、カウント2では「ひねる」と言う部分で、ポイントが変わります。
足がクロスしている状態なので、さらにバランスが取りづらいポジションとなるからです。

上半身よりも、下半身を強めにひねるようにする事』がコツです。

上半身・下半身共に左を向くポジションとなります。
足をクロスした時に上半身を正面でキープするように意識すると、ひねりが見え易くなると言う事です。

チア-ダンス-トレーニング-ステップ-ボックス_13

カウント3では、カウント1と同じように右足を3番方向へ踏み込んだ際に上半身を右にひねります。
このポジションでは「腰を正面でキープ」するようにしてあげると上半身をひねりやすくなります。

チア-ダンス-トレーニング-ステップ-ボックス_14

カウント4では、右手をパンチアップで上げ、ボディにひねりは加えないパターンでご紹介しています。

このバリエーションでは、ひねりを加える事で、よりダイナミックな動きに見えます。
ポジションの確認がとても重要です。

《バリエーション②=円の軌道を加えたステップ》

【ルール】
・腕を前後に振り、4カウント目で片手をパンチアップにします。
・体幹部はキープしましょう。

チア-ダンス-トレーニング-ステップ-ボックス_15

写真を見てください。
今度のバリエーションはステップポジション1~2まで、足の軌道をパッセを通らずに円の軌道を通ります。

【足の軌道】
•右足をステップポジション1へ下ろす

•頭から左足までを一直線になるよう引っぱり合いながら左足をコンパスの様に回し、半円を描く

•左足をステップポジション2へ下ろす

【円軌道の作り方】
•左足を6番方向へ伸ばす(黄色①)

•右足を軸に、左足で半円を描いく(緑色②)

•左足を4番方向へ着地させる

今回の場合、コンパスの「針が右足」「鉛筆が左足」となるので
軸をしっかりと右足に乗せ、左足を回していく事が大切です。

順番を確認してみましょう。

①右足をステップポジション1へ下ろす
②左足を6番方向へ伸ばす(黄色①)
③頭から左足までを一直線になるよう引っぱり合いながら左足をコンパスの様に回し、半円を描く
④左足をステップポジション2へ下ろす

上半身でも左方向に回転を加えてあげることでよりスムーズに円の軌道を書く事ができるようになります。

チア-ダンス-トレーニング-ステップ-ボックス_16

そこからは先ほどの「ひねりを加えたボディライン」で紹介したカウントポジション3~4へ繋げてください。

ステップの最中に、回転や円の軌道を作る手法はバランスを取りづらくなります。
腹筋を締めながら、まずはゆっくり軌道を確認して下さいね。

一つのステップには、たくさんの「要素」があります。
アイデア次第で、多くのバリエーションで魅せる事が出来るので、
チアっ子の皆さんは、常にどんな振付を受け取っても、
体のバランスを保てる様にトレーニングしておく事が大切です。

楽しみながら、より多くのバランス感覚をマスターして下さいね。