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チア・ダンスに活きる『ステップ入門』〜グレープバイン①〜
2014.06.06

今週の講座は『グレープバイン』です。

初心者の方は必ず通るこのステップ!
バランスを取りながら、
常に動き続けるダンスでは欠かせないトレーニング要素が盛り込まれています。

今日は、ステップポジションについて解説していきます。

まずはどんなステップなのか、写真で見てみましょう。
3番方向へに進んでいます。

チア-ダンス-トレーニング-ステップ-ボックス_01

①〜④はカウントを表しています。
4つのステップポジションから構成されるステップですが、
ループするためにはシンメトリーで行うカウント⑤〜⑧まで含めた
「8カウントループ」のステップだといえます。

今回のルールとして
《アームモーション》
①ダガー
②ハイV
③ダガー
④ローV

《体幹部・顔》
正面でキープ

《ステップ》
グレープバイン(軌道はパッセを通る)

とします。
前回までと違い、アームモーションに動きがありますので難易度が上がります。

チア-ダンス-トレーニング-ステップ-ボックス_02

準備姿勢です。
「カウント8」もしくは「カウント8and」で行うのが一般的です。

•右足をパッセにする。
•左足に重心を乗せる。
•右にステップするので、オフバランスを意識する。

チア-ダンス-トレーニング-ステップ-ボックス_03

カウント①のステップポジションです。

•右足を3番方向へ踏み込む
•体幹部は足幅の中央が望ましい。

写真では、右足の踏み込みでつま先が2番方向を向いています。
この様に、膝下を捻ることによってダイナミックにリズムを体で感じられるようになります。

つまり、大きな踊りが可能になる訳です。
もちろん、つま先を正面に向けると言う手法もあります。
違いを試してみて下さい。

チア-ダンス-トレーニング-ステップ-ボックス_04

カウント②のステップポジションです。

•左足を背面から3番方向へ踏み込む。</>
•体幹部は、前後・左右含め足幅の中央が望ましい。

左足の踏み込みでつま先が8番方向を向いています。
試してもらうと分かりますが、このポジションはつま先を正面に向けることが非常に困難です。
腰から下に掛けて捻りを感じますが、
特に胸を正面に向ける意識を強く持ち、体幹部をキープすることが重要です。

チア-ダンス-トレーニング-ステップ-ボックス_05

カウント③のステップポジションです。

•右足を3番方向へ踏み込む
•体幹部は右足の方へ7~8割乗せておく事が望ましい。

重心を右足側に乗せておいた方が良い理由は、
次のポジションに移動し易くするために必要なことです。
左足はいつでも上げられる状態を作ることを心掛けて下さい。

チア-ダンス-トレーニング-ステップ-ボックス_06

カウント②のステップポジションです。

•左足を上から下へ踏み込む。(今回は踵にしてみました。)
•体幹部は、右足に乗せる。

踏み込みの形に指定はありませんが、重要なのは「片足でバランスが取れること」です。
多くのチアっ子が、このポジション④でリズムやバランスを崩す姿が見られます。

ステップポジションの説明は理解出来ましたか?
さて、ここで補足です。
冒頭で「ダンスでは欠かせないトレーニング要素が盛り込まれています」と伝えましたが、
①〜④までの4つのポジションで「体幹部」の置き所が全て違うことを理解して欲しいと思います。

この様に、重心が一歩ずつ違うステップは、
見ている方は簡単に見えても実施する人にはなかなか難しいと感じる事が多くあります。

特に初心者が難しいと感じるのは、③〜④に掛けての
『右足の方へ7~8割から右足へ10割』の様な、微妙な調整が必要な場合の様です。

僕が発見した日常生活で感じるこの様な体重移動は、

•人が列で進んでいるとき、間が詰まってしまった時
•歩いている最中、急に人とぶつかりそうになった時

など、片足で微妙な調整を行う時があります。
ということは、、、
そう、実は意識していなくても出来ているのが人間なのです。

意識することにより難しいと感じることもあるかもしれませんが、
初級のステップでは絶対に出来る動きが多いので、繰り返しスムーズに出来る様に練習すれば、
絶対に全てのチアっ子が「グレープバイン」をマスターすることが出来ます。

それでは、来週は軌道について説明します!