OSHIETE CHEER-教えてチア-
みなさんはできるようになりたいテクニックはありますか?
チアダンスをたくさん練習して上手になるほど、自分ができるようになりたいな、チームで揃ったらかっこいいな、なんて憧れのテクニックも出てくるのではないでしょうか。
そんなみんなの憧れテクニックの1つではないかと思う、
「アラセゴンターン」
アラセゴンターンは、いつ練習を始めたらいいの?
今日はそんなお話です。
◉アラセゴンターンとは
「アラセゴン」とは「a la second」と書き2番目の、という意味です。
バレエで、身体の横に足や腕を開いた2番ポジションのこと。
足を横に伸ばし(2番ポジション)、その姿勢で回転する動きを「アラセゴンターン」といいます。
バレエでは男性が行うことの多い技で、体の強さも必要で、とても難易度の高いターンです。
それを、チアダンスを習っている子たちは、小学生からやっているチームもありますね。
しっかりと基礎を積み上げ、トレーニングをしないと、テクニックができるようにならないだけでなく、怪我をしてしまう危険もあります。
◉どんな練習が必要?コツは?
それでは、どんな練習をしたらいいのでしょうか?
・動足(横に上げた足)をキープする力
・しっかり床を押す軸足の力
・姿勢のキープ力
・アームの使い方
・動きのタイミング
などなど・・・
たくさん練習をしなければならないポイントがあり、それぞれができたら組み合わせて…とやはり時間がかかり難しいテクニックです。
※詳細はチアらんどでご紹介しているので、ぜひ下記の記事やYouTubeの動画も参考にしてください!
参考記事①:<アラセゴンターンのポイント・コツ>
参考記事②:<アラセゴンターンの練習方法>
◉いつからアラセゴンターンの練習を始める?
いよいよ本日の本題です。
みなさんは、いつからアラセゴンターンの練習を始めましたか?
中学生になった時?
小学校5年生?
ピルエットが回れるようになったら?
大会チームに選ばれた時?
それぞれのタイミングがあったかと思います。
その時、目の前に大きな壁が現れた感じがしませんでしたか?
ゴールのアラセゴンターンは見たことがあるけれど、どうやってやるのかわからないとどうやって乗り越えたらいいのか?
立ちすくむしかありません。
そこで、上の図のように階段が見えてくるとどうでしょう?
少し上れそうな気がしませんか?
よしやってみよう、と1歩踏み出す勇気も出てくるかと思います。
それではもっと時間をかけてみましょう。(横長になりました)
同じ高さを乗り越えるのにもステップが多くはなりますが、一段が低いので、どんどん上っていくことができます。
「できた!」が積み重なると、次に挑戦するのも楽しくなりますよね。
比べてみると…
時間をかけて、しっかりと下から支えてくれる基礎が積み重なっていくと、リードすることができます。
もちろん、近道をする、早く上るためのコツはありますが、しっかりと時間をかけて練習してきた子の基礎には敵うものはありません!
そういう子は最後の「テクニック」の階段を、トントンと簡単に上っていけますし、後戻りしてスランプにはまるリスクも低いのです。
じゃあ小さいうちからアラセゴンターンの練習をしたらいいの?
みなさん、お分かりだと思いますが、答えは・・・
NO
です。
え?でも早く始めたほうがいいって言ってたのに…
そうです。
小さい頃にやっておくべきことは、「アラセゴンターン」の練習ではなく、テクニックにつながる「基礎」です。
正しい姿勢、足の形や位置、ルルベの高さ、アラセゴンポジションの位置…
園児さんや小学校低学年の子でも積み重ねることはできます。
何かができるようになるために必要なことは、
見て理解すること、
実際に体を動かしてできるようになること、
そして、考えなくても正しく動けるくらい積み重ねること、
そのためには、どうしても時間をかける必要があります。
◉やってみたい!と思ったら
普段のチアダンスのクラスの中だけではなかなかやりきれない部分は、専門家の先生に習いながら積み重ねるのがおすすめ!
チアらんどでご紹介している「ワンデーバレエクリニック」は、チアダンスのこともよくご存知のバレエの専門家、丹羽千種先生のレッスンです。
チアリーダーたちの「こうなりたい!」
というゴールを共有できているからこそ、確実に基礎を積み重ねてくださるレッスン内容です。
各年代で必要なトレーニングをしますので、「入門クラス」は園児さんやチアダンスを始めたばかりの小学生にも安心してご参加いただけます。
ぜひ、クラスに慣れてきたこの時期にステップアップするために、
そしてこれから活躍する基礎を固めるために、ぜひご参加ください!