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チア・アクロバットに活きるトレーニング 〜股関節②〜
2014.11.07

皆さんこんにちは。

先週に引き続き「股関節」について解説していきます。
今週は股関節の「ひねり」です!

先週までの記事も是非確認してくださいね!
チア・アクロバットに活きるトレーニング 〜股関節①〜

前回の記事で、股関節が動く方向は
•前後
•左右
•ひねり(外回し内回し)
と全部で6方向あるとご紹介させて頂きました。

 

今回は
•ひねり(外回し内回し)
をご紹介します。

チア_ダンス_アクロバット_股関節_1

《外旋》
股関節を外回しにひねる動きです。
膝頭の向きを外にするイメージをすると綺麗な外旋を行えます。
また、股関節近くの「太ももから」捻る事も、足を美しく見せるためのコツです。

外旋させる技は「キック」「トータッチ」などはもちろん、
足の動作全てに意識を持っていると、体幹も締まり易く鳴ります。
また、「お尻」「内転筋」「ふくらはぎ」の筋肉が同時に働いていれば、
より良い外旋といえるでしょう。

 

チア_ダンス_アクロバット_股関節_2

《内旋》
股関節を内回しにひねる動きです。
膝頭の向きを内にするイメージをすると綺麗な内旋を行えます。

「ツイスト」というステップや、
アクロバットで練習する「キックダウン」などで内旋を使用します。
股関節周り(胴体と足を繋いでいる部分)の筋肉が働きます。

 

《外旋と内旋のまとめ》
準備姿勢やポージングなどを格好よくキメるためには、
この外旋と内旋が非常に重要になります。
どのように伸ばすか?
どのように曲げるか?
なかなか自分のポーズが決まらない時は、股関節周りから姿勢を作ってみて下さい。

足の付き方(つま先と膝頭の向き)も非常に重要です。
重心を安定させて、動作を繋ぐ際、
不安定になる場合は、外旋と内旋の微妙なコントロールでクリア出来る事も多くあります。

 

ここからは股関節部分の簡単なストレッチをご紹介します!

チア_ダンス_アクロバット_股関節_3

こちらのストレッチは股関節を「伸展」と「内旋」させ前面を伸ばすストレッチです。
太もも前面の筋肉を伸ばし、股関節の稼働域を広げる事が目的です。

まずは良い例をご覧下さい。

・体幹部のキープ
しっかり胸をはり、上下の引っ張りも意識されています。

・後ろ足の伸ばし方
内旋方向にひねられ、股関節の前面がしっかりと伸ばされている印象です。

【更にステップアップしたい人は↓】
①「良い例」よりも更に、股関節を地面に近づける様に意識します。
 筋肉の伸びを感じられると思います。
②上半身を反ります。
 この際「腰で無理に反ろうとする」のではなく、
「胸を天井へ向ける」と言う意識で行って下さい。腰への負担が軽減されます。
③曲げている足を前方へ伸ばし、スプリット(前後開脚)にする。

 

では、悪い例を確認してみましょう。

・体幹部のキープ
背中は丸まり、上下への引っ張りも無くなってしまっています。
これでは、伸ばしたい筋肉も伸びていませんので、効果は期待出来ません。

・後ろ足の伸ばし方
外旋方向へ捻っています。
膝も曲り、実際にストレッチしたい箇所への効果は期待出来ません。

 

今回は
•ひねり(外旋/内旋)
•ストレッチ
をご紹介しました。

チアっ子には、とても意識してほしい「股関節」ですが、
普段運動がなかなか出来ない、保護者の皆様にもオススメです。
股関節のストレッチは、「足」にも「腰」にも効果が出ますし、
血が通って気持ちいいです。
痛い!というイメージがある、股関節のストレッチですが、
痛みを伴うところまで稼働させなくても「ちょっと苦しいな」程度のところで、
ゆったりを呼吸し、姿勢をキープするだけでも、効果ありですよ!