みみなさんこんにちは★

チアに限らずスポーツは、その競技を通して大きく成長をすることができるし、
生きていく上で大切な力を身につけることができますね。

『チアスピリット』という言葉をよく使うように、
「応援する気持ち」「思いやり」「積極的に」「前向きに」などなど
特にチアは心の力を表現することが多いスポーツです。

そんな『心』の力はチアリーダーのこだわり！！

チアを通して学ぶことのできる『心』の力を考えていきましょう。

「目標をたてる力」

◇目標とは…

もく‐ひょう【目標】‥ヘウ
目じるし。目的を達成するために設けた、めあて。的まと。
「―を立てる」「努力―」　　　　　(広辞苑より)

※ちなみに、
◇目的とは…

もく・てき【目的】
成し遂げようと目指す事柄。行為の目 指すところ。意図している事柄。
｢－をとげる｣　　　　　(広辞苑より)

「目的」という最終的に自分が成し遂げたいことのために、
道を外れないようにするための目印が「目標」。

「目的」は「幸せになりたい」とか「笑顔で過ごしたい」とか、イメージでいいのですが、
「目標」は、何がゴールかがわかる具体的なものである必要があります。

スポーツに取り組む中で、様々な目標をたて、努力を重ね、
達成をするということが、繰り返されています。
スポーツでは、幼少のころから、そのような経験がたくさんできるのです。

目標をたてると、それを達成した達成感を得ることができ、
さらには、その達成を人から認められること(承認されること)で、
大きな喜びを感じることができ、次の挑戦へのやる気が出てきます。

これの効果はスポーツにとどまらず、
仕事や勉強でも様々なことを成し遂げられる人になりますし、
日常生活の中にも生かし、
たくさんの喜びや幸せを感じながら生活できるはずです。

「みなさんの目標は何ですか？」

その目標を達成する方法を一緒に考えてみましょう。

例えば…

<大目標>
　『●●大会で優勝したい！』

これだけでガムシャラに頑張っても、
なかなか達成は難しいと思います。

そして、達成できなくて心折れてしまっては元も子もありません。

なので、もう少し小さい目標を立てましょう。

↓
<中目標>
①ダンスを揃える
②表情をつける・最後まで笑顔で
③フォーメーションを完ぺきに
④ユニフォームやヘアセットをキラキラに
⑤…
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・

もう一息です。これだと中目標です。
なぜならば、
「どうしたら達成？」といわれると、達成の基準が曖昧です。

↓
<小目標>
①ダンスを揃えるために…
(1)最後まで全力で踊りきれるようになわとび2分（●月●日まで毎日）
(2)最初のAパートのダンスを1カウントずつ形を揃える(10回)
(3)Bパートは曲で先生に合格をもらう(10回)
(4)Cパートのグループ1は、キックの角度を合わせる(10回)
(5)Cパートのグループ2は、体のむきを合わせる（10回）
(6)今回の挑戦テクニックを全員で成功する(100回)
(7)…
・
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・

★ポイント1★
「達成」と言えるように、回数や期限など達成の基準を明確に決めること

★ポイント2★
たくさんの「達成」を積み重ねたいので小分けにすること

★ポイント3★
達成しやすい具体的な目標から優先順位をつけて書くこと

図にするとこのようなイメージでしょうか。

小目標を達成することで、中目標の達成につながり、
さらにはそれが一番上の大目標の達成につながります。

小目標をたくさん挙げることができれば、
より大きな目標へ向かっての1歩1歩が小さくなり、
確実に達成に向かうことができます。

チームの目標であれば、大きく書いてみんなで見られるようにして、
常に話し合いながら達成できるように努力を重ねたり、

個人の目標なら、いつも持っているノートなどに書いて、
常にチェックをして、できたものには印をつけていきましょう。

「目標に向けてどれくらい達成できたのかな？」
「あと何が必要なのかな？」
と考える材料になります。

もし最初に挙げた大きな目標が達成できなかったとしても、
小さな目標、中目標の達成がたくさん残ります。
これは次へのチャレンジにつながるはずです。

★☆★☆★☆★

「目標」は「めじるし」とも読むことができます。

確実に目印となる目標を、自分で考えて設定する力をつけ、
より充実したチアのレッスン、そして豊かな人生になりますように！

次回は「スケジュール」について考えてみましょう。

<参考文献>
スポーツから気づく大切なこと。
中山和義 著