OSHIETE CHEER-教えてチア-
チアっこの皆さん、練習を頑張っていますか?
チアリーダーとしてアメリカンフットボールの試合の応援をする時に、そのスポーツのことをもっと知って欲しいと考えています。
今よりも少し知識を持つだけで、もっとそのスポーツのことが好きになりますよね!!
チアリーダーは観客席と選手を結びつける重要な役割を持っています。
「●●がんばれ〜〜」という声援が、より明確な意思を持ったものに変わると思います。
日頃の練習で鍛えたチアスピリットをアメリカンフットボールのフィールドでも発揮して下さい!!
★陣地を取り合いゴールを目指す格闘技
アメリカンフットボールは、それぞれ11人で行うスポーツです。
したがって、フィールドに出ることが出来るのは攻撃側11名、守備側11名となります。
その他のスポーツとの違いは、同じ選手が攻撃と守備のどちらも行うことはなく、攻撃専門の選手と守備専門の選手に役割が別れているということです。
「ちなみに、なぜ選手は攻撃と守備を両方しないのかと疑問に思ったりしませんか??」
それは諸説あるかと思いますが、
観客席にいても聞こえるくらい激しい、格闘技ともいえる身体のぶつかり合いが常時行われるアメリカンフットボールです。
常に心も身体も万全な状態である必要があるからです。
疲労した状態ではコンタクトスポーツとして良いプレーが出来ないのです。
さらに怪我の危険性も生まれます。
そして、この迫力ある試合は、頭脳戦でもあります。
それぞれのポジションの専門性がチームとして機能したときに、より良い成果を生むのではないかという、とても合理的な発想です。あの激しくスピーディーな試合展開を可能にする組織的な攻守は、アメリカンフットボールならではの醍醐味です!!
★ゲームの進め方
アメリカンフットボールでは、攻撃権を得たチームが4回の攻撃が出来ます。
4回以内の攻撃で10ヤード(約9.1m)以上ボールを前に進めると、新たな攻撃権が与えられます。
1回目の攻撃を『ファーストダウン』
2回目の攻撃を『セカンドダウン』
3回目の攻撃を『サードダウン』
4回目の攻撃を『フォースダウン』
と言います。
※『攻撃=ダウン』
※1ヤード=約91.4cm
試合会場のアナウンスで「ファーストダウン獲得まで●ダウン残り○ヤード」というのは、「現在の攻撃権のうち、●回目の攻撃で、10ヤードまで残り○ヤード」であることを伝えてくれています。
これを繰り返して、攻撃はエンドゾーンにボールを運び得点を狙います。
守備はその逆で、『4回以内の攻撃で10ヤード(約9.1m)以上ボールを前に進めて得点する』ということを阻止し、相手にある攻撃権を奪い返します。
★選手交代は自由
選手の交代はプレー中でない限り、何人でも何回でも交代することが出来ます。
攻撃権が入れ替わるとき、フィールドゴールを狙うためにキックの専門選手であるキッカーが出てくるときなど、状況に応じた選手交代によって緻密な作戦が試合のなかで実行されていきます。
★試合時間
正式には15分を1クォーターとして、4つのクォーター(1時間)で行われます。
大会によっては、12分を1クォーターとする場合が多いです。
また前半、後半という場合には、
前半を『第1クォーター』、『第2クォーター』
後半を『第3クォーター』、『第4クォーター』
を指します。
前半と後半の間には『クォータータイム』と呼ばれる時間が入ります。
全体の試合時間は、プレーごとに時計が止まるので2時間を越えることが通常です。
大好きなスポーツなので色々と書いているうちに、ちょっと難しくなってしまったかな??
チアっこの皆さんのアメリカンフットボールに関する知識が深まることを目指して、こだわりをもって次回に続きます!!
協力:関東学生アメリカンフットボール連盟