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チア・アクロバットに活きるトレーニング 〜スプリット〜
2015.01.09

皆さんこんにちは!

2015年も「健康な体」「丈夫な体」を作り、
チアのみでなく、生活も豊かにしていきましょう。

引き続き、体についてお伝えしていきます。
最近の記事では、体の構造を「肩甲骨」「股関節」から、
体の構造を学んでいきました。

今日からは「筋肉」や「」をご紹介していきます。
正しい関節のポジションをとりながら、
そこから繋がっている「筋繊維」を伸ばし、ダイナミックな動きを目指しましょう!

 

最初の紹介は「スプリット」です!
スプリットには股関節が大きく関わってきます。
昨年の記事を確認してから行うと理解がし易いですよ。

チア・アクロバットに活きるトレーニング〜股関節①〜

チア・アクロバットに活きるトレーニング〜股関節②〜

チア・アクロバットに活きるトレーニング〜股関節③〜

 

それでは解説スタートです!

まず最初にスプリットとは、どういう意味でしょう。
英和辞典で調べると、幾つかの表現が込められている様ですが、
「裂く」と言う意味が一番適切だと思われます。
「前後開脚」とも言いますので、
片足を前に、片足を後ろにポジションを取るストレッチ
と、認識しておけば間違いはないと思います。

ここでストレッチされる筋肉は
•前足=「大腿二頭筋」(だいたいにとうきん)
•後足=「大腿四頭筋」(だいたいしとうきん)
です。
もちろん、他の筋肉・筋も伸ばされますが、
今回はこの二つに焦点を絞りたいと思います。
難しく感じるチアっ子は
〜太ももの前と後ろの筋肉〜と考えてくれて構いません。

チア_アクロバット_トレーニング_股関節_スプリット1

大腿二頭筋
大腿四頭筋
のストレッチです。
〜スプリットの形が辛すぎる〜
〜初心者〜
向けのポジションです。

■ポイント
•骨盤を傾けず、正面でキープ。
•前後に開いた膝から膝が真っ直ぐ直線になるように意識。
•骨盤を徐々に地面に付けていく。

骨盤が傾いている状態でポジションを取ってしまうと、
筋肉が正しくストレッチされません。
大切なポイントは、骨盤がきちんと正面を向いている事です。
(胸だけが正面を向くと言う形に気を付けて下さい。)

また、余裕のある人は10cm~15cm程の段差に前足を置き、
同様にストレッチすると、より大きく伸ばす事ができるので、
是非チャレンジしてみてください。

 

チア_アクロバット_トレーニング_股関節_スプリット2

大腿二頭筋
ハムストリング」(足の裏面にある複数の筋肉)
へのストレッチです。

ハムストリング中心のストレッチですが、もも裏にも利くので紹介します。

■ポイント
•伸ばした足の膝が曲がらないように。
•足先をフレックスにして、つま先が天井を向く様に。
•腰が膝よりも後ろに下がらないように。
•おへそから下方へ下げていく。(頭だけ下げるポジションに注意して下さい)

「痛い」と感じ易いストレッチですが、無理に伸ばす事は避けて下さい。
〜ちょっと痛いかも〜
くらいの感覚の所で、呼吸が出来るポジションくらいがちょうどいいです。
継続して行う事で少しずつ可動範囲も広がりますので
「一回で柔らかくする事」よりも「続ける事」に、力を注いで下さい。

このストレッチが「固い」人は、
キック・ジャンプのテクニックでも悩みを抱えている場合が多いです。
時間の掛かる部位なので、根気よく続けて下さい。
僕の指導経験上、半年〜1年程継続した人は、必ずテクニックにも効果が現れています。

 

チア_アクロバット_トレーニング_股関節_スプリット3

いよいよスプリットです。
上記2つのストレッチ①と②を十分に実施してから、スプリットを実施すると
筋肉がほぐれた状態から行う事ができるので、安全にストレッチできます。

■ポイント
•前足後足ともにターンアウトする
•無理に骨盤を地面に付けず、手で支えながら徐々に下げていく

①②で伸ばしてきた筋肉を同時に伸ばしていくのがスプリットになります。
またポイントなのは、股関節との関係です。
前足は「内」に後ろは「外」に膝が行き過ぎないように注意し、
「ターンアウト」する事が一番のポイントです。

一人一人伸ばせる長さは違うので、
固い人は、始めから地面に付けずに自分自身にあった位置でキープし、
徐々に地面に近づけるようにしていきましょう!

スプリットで伸ばす筋肉は
Y字バランス」「キック」「ジャンプ」などの技に活用されます。
またハムストリングを鍛える事で怪我のリスクなども下げる事ができるので、
是非トレーニングを重ねてみてください!

 

次回は「開脚ストレッチ」を解説していきます。