CHEER COLUMN-応援コラム-
今年も残す所あと僅かですね!
2014年はチアっ子の皆さんにとって素晴らしい年となりましたか?
来年も、変わらずチアを愛する気持ちを大切に、怪我の無いように頑張って下さいね。
今週の講座は、先週の記事からの続きで
「ブリッジ」〜「後方(胸側)に蹴り上げて着地」までの動作をご紹介します。
「前方へ起き上がる事が出来るけど、後方に行く事が出来ない」
というチアっ子も多いかと思います。
「肩甲骨」をポイントに、様々な体の場所を意識する難易度の高いテクニックとなるので、
一つずつマスターしていきましょう!
それでは解説スタートです。
「ブリッジ」〜「着地」までの流れです。
左上の番号は行程を表しています。
①〜②の行程です。
①ブリッジ
•胸側に体重がかかるようにする。
→母子球で地面を押し、重心を胸側にかかるようにしましょう。
•肩甲骨は「拳上」「内転」する。
•目線は地面でキープする。
これは、何度も解説してきました。
しっかりブリッジのポジションをマスターし安定させましょう。
②蹴り上げる
•得意な足を上げ、軸足で地面を強く蹴る
→このときの足の開脚はスプリットのポジションを目指しましょう。
•腰の位置を高く上げる
•胸を更に地面に「返す」様に向けていく
•目線は地面でキープする。
☆ポイント☆
②の蹴り上げる際にポイントとなるのが「肩甲骨」です。
足で蹴り上げた時に、肩甲骨を「挙上」「内転」でキープし
更に胸を地面に向けて行く事で、胸の中心が支点となり下半身が上がって来ます。
一番多く見られる失敗は、蹴り上げた際に「緊張」や「怖さ」から肩甲骨が力み、
「挙上」「内転」がキープ出来ないため
「腰」が「胸の上まで」上げる事ができないという動作です。
大事なのは、蹴り上げの際に肩甲骨周りを適度にリラックスさせしっかり胸を広げておく事です。
続いて②〜③の行程です。
②は先ほどの説明と同じです。しっかり胸を開く事を意識しましょう。
手・腕には、負担がかかりますので、強く支えてください。
③着地
•先に振り上げた足は地面に着地し、軸足は天井に向けしっかりと張っていく
•目線は地面でキープする。
☆ポイント☆
②蹴り上げた後、足の意識が弱くなってしまうと、足の重さで回転し切る事が出来ません。
胸を支点に、足を前後に張ったまま着地させるように意識しましょう。
この後は、地面を腕で押し、上半身を起こせば立ち上がる事ができます。
①〜③までの行程をスムーズに行う事が出来る様に何度もトライして下さい。
技の後、別の技に繋げるため・踊りに繋げるためにも「腕」だけで起き上がらず、
大きく張った足の遠心力を使って起き上がる事で、
より早く上体が起き上がり、次の動きへと繋げ安くなる事も覚えておいて下さい。
《まとめ》
胸側に足を移動させるには、まず「腰」が高い位置まで移動する必要があります。
そのために、肩甲骨をしっかり開き、胸側に体重をキープし続けられるか?
が大きなポイントとなります。
後方への起き上がりをスムーズにする事は、「バク転」のイメージを作る事にも繋がるので、
「後方ブリッジ」は、是非マスターしておきたい技の一つです。