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OSHIETE CHEER-教えてチア-

キック1:チアテクニックのコツ
2014.06.19

こんにチア☆
6月はキックの練習をしています。

さて!
かっこいいキックとはどんなキックでしょうか??

・足がつま先までまっすぐ伸びていること
・体幹がぶれないこと
・アームが正しい位置に出せること
・足の上げ下げがシャープであること
・足が高く上がること

ポイントはこのあたりでしょうか。
チームになると、高さやタイミングが揃っていることも大切になりますね。

キックは柔軟性と筋力とバランスよく体の力が必要なテクニックです。
シャープで力強いキックができるよう頑張っていきましょう!

 

■足の出し方
まずは足の出し方から練習していきましょう。

バレエで「タンジュ」というのがあります。
「張った」という意味なのですが、片足の膝をしっかりと伸ばしたまま前に出す動作です。
今回はフロントキックの練習をするので、前方に足を出す練習をしてみましょう。

チアテク_キック_練習_コツ1
★膝をしっかり伸ばしたまま足を前に出す
つま先が床から離れないように完全にポイントになるまで前に出します。
この時に膝が内側を向かないように気をつけましょう。

★戻す時も同じ道筋を通る
膝をしっかり伸ばし、つま先が床をするように戻ってきます。

チアテク_キック_練習_コツ2
★つま先は床をするように前に出す
先につま先が離れてしまうと、フレックスになってしまいます。

チアテク_キック_練習_コツ3
★軸足に体重を乗せ、体を引き上げる

動かす足に体重が乗ってしまうと、
足を動かした時に体が倒れてしまいますね。

足を出すときも、戻す時も、
体はしっかりと引き上げてキープします。

うまくいかない場合は、軸足に体重を乗せられているか、
その時に体が前後左右に倒れていないか、もう一度確認してみてくださいね。

 

■フロントキック
それでは、フロントキックを練習してみましょう。
名前のとおり、体の前方に足を上げるキックです。

①準備

チアテク_キック_練習_コツ4 - コピー チアテク_キック_練習_コツ5 - コピー

キックする足を後ろに引きます。
たくさん後ろに引くのではなく、足1個分程度です。
軽く膝を曲げましょう。
この準備がとても大切です。

★フロントキックの場合、「まっすぐ」足を後ろに引く
これが曲がってしまうと、キックする方向が曲がってしまいます。

★体を引き上げる
軽く膝を曲げますが、体は上に引っ張られるようにしっかりと伸ばします。
前に倒れてしまったり、足を動かすことで体がぐらつくことのないよう、
しっかりとお腹に力を入れてください。

②キック

チアテク_キック_練習_コツ6 - コピー チアテク_キック_練習_コツ7 - コピー

先ほど練習した「タンジュ」の位置を通ってから足を上げます。

★体を引き上げる
準備の姿勢から注意していましたが、キックする時にも、
足ばかり気にするのではなく、腹筋に力を入れてしっかり体を引き上げると、
安定して力強いキックができるようになります。
しっかりチンアップして斜め上を見ることも大切です。

同時に、床をぐっと押して、軸足もしっかり伸ばしましょう。

チアテク_キック_練習_コツ8
★膝・つま先を伸ばす
「タンジュ」の練習をしているので、そこを通るようにします。
つま先を伸ばすのは、足が上がってからではなく床を離れる瞬間です。
日頃のストレッチから、しっかりポイントを作る練習をしましょう。
足を遠くに伸ばすようなイメージで上げ始めると、膝・つま先が伸びやすくなります。

チアテク_キック_練習_コツ9
★一番高いところでもう一度力を入れる
勢いだけで上げずに、足が上がって一番高いところでもう一度力を入れましょう。
足の甲でパンと見えない壁を叩くイメージで、
足を体に引き付けるのと、それを支える体幹(腹筋)に力を入れます。
これを気をつけることで、力強いキックになります。

③足を下ろす
気を付けの姿勢に戻ります。

★体を引き上げる
繰り返しになりますが、最後まで体を引き上げ続けましょう。

★足を閉じる
内ももやおしりに力を入れて、しっかりと足を閉じましょう。
重力に従って足が下りてくるのを待つのではなく、
自分の力で足を下ろします。

 

今回は、フロントキックの方法とポイントを確認しました。
1つ1つ目標を絞って、身につけていくようにしましょうね!

最初にも触れましたが、キックは柔軟性と筋力とどちらも必要であり、
体づくりも重要なポイントとなってきます。
テクニックの向上のため、そして怪我をしないために、
体づくりにも同時に取り組んでくださいね!