こんにチア☆
5月はターンの紹介をしています。

前回は「軸」を作る練習と、両足でのターンを練習しました。
今回は片足で回るターン「ピルエット」を練習していきます。

それでは早速、前回の「宿題」から確認していきましょう。

■パッセの形

今回は膝を正面に向ける形で練習します。
（膝を外に向けるアウトパッセもあります。）

足を上げた時に腰や上半身が動かないように気をつけてください。

横から見ると、軸足の膝の内側につま先をつけます。
上げている足はポイントになるように気をつけてください。

■片足バランスの練習
前回もお話した「軸」について覚えていますか？

頭・肩の中心・腰の中心・足の中心を通る線が
まっすぐ垂直になっている状態を作ります。

横から見ると、耳・肩・股関節の中心・足の中心が一直線です。

さらに、軸足のかかとを高く上げてみましょう。
つま先の小さな範囲に重心を持ってきます。
体を引き上げ、膝をしっかりと伸ばし、正しい軸を作れるように練習しましょう。

まずは、3～5秒止まれるように練習してください。

■ピルエット
それではピルエットの手順を確認しながら練習を進めていきます。

①両手を広げ、パッセする足を横に出します。
この時、出した足には体重を乗せず、軸足に重心を置いた状態です。

手足を動かすことによって、軸がぶれないように気をつけましょう。

②出した足を後ろに下げ、膝を軽く曲げます。
同時に、同じ側の手を前に出します。

下げる足は靴一個分が目安になります。
足の裏を床につき、しっかりと床を押す準備をしましょう。

また、この時に体が前に倒れやすいので気をつけてください。

③軸足を一気に伸ばし、後ろの足で床を蹴ってパッセを作ります。
この時に、前に練習した「軸」の取り方や姿勢を思い出してくださいね！

手は前に出した手を開いてから、胸の前で大きな丸を作ります。
この姿勢をキープしたまま回れるようにしましょう。

最初はこの手順でバランスの練習、慣れてきたら90°、
そして一回転、二回転…と増やしていきましょう。

回転するときには首の動きも大切です。
視点を一ヶ所に定めずっと見続けます。

写真のように体は回転しても、首は正面を見たまま残すようにしてください。
これ以上残せない、というところまで来たら、今度は首が先に回って正面の同じところを見ます。
ピルエットをする前に、首の動きだけ確認してもいいですね。

ピルエットは注意点がたくさんあり、難しいテクニックですね。
何度もお伝えしているとおり、まずは軸をしっかり作ることが大切です。
体づくりから丁寧に取り組んでいきましょう。