OSHIETE CHEER-教えてチア-
体幹(タイカン)”を鍛えよう
チアリーディングにはいくつものテクニックがあります。
テクニック上達への道のりのスタートとなるのが、体づくりです。
体の中心でとても大切な役割を果たす、
”体幹(タイカン)”のトレーニングをしましょう!
★体幹とは?★
人間の体の胴体部分(頭と左右の手足を除いた部分)を指します。
胴体部分の骨と筋肉、全体のことです。
さらにその筋肉は、深層筋と表層筋という2種類の筋肉でなります。
この2種類の筋肉を総称して、”体幹筋”と呼びます。
<深層筋>
身体の内側の深い部分にあります。
(インナーマッスルと呼ばれているのが、この部分です。)
身体を支える役割を果たしています。
<表層筋>
深層筋の外側、身体の表面に近い部分にあります。
(「腹筋が割れる」ように、外から見える筋肉です。)
身体を動かす役割を果たしています。
★体幹の役割★
①姿勢を維持する
立っているとき、歩いているとき、座っているとき、
姿勢を維持するための役割があります。
常に体幹筋(主に深層筋)が身体を支えています。
②動きを生み出す土台となる
多くの動きは、身体の中心である体幹が土台となって、手足を動かしています。
アームモーションや、ステップなど手足で力強い動きを表現する元は、
体幹なのです。
③軸をつくる
歩いたり走ったり、飛んだり、回ったり、
全ての動きの軸となり、身体全体のバランスをとっています。
★トレーニングのポイント★
①正しいフォームを身につける
使っている筋肉を意識し、正しい形で効果的に行いましょう。
②少しずつ負荷を加える
いきなり苦しいトレーニングを始めるのは、苦しいですし危険です。
強度が低いものから始め、少しずつ量や回数を増やしていきましょう。
例:10秒×1セット・・・2セット・・・3セット→20秒×1セット・・・2セット・・・3セット
③バランスよく行う
腹筋ばかり鍛えるなど、トレーニングがかたよらないように、
前(腹筋群)、後ろ(背筋群)、横(お腹の横の筋肉など)をバランスよく鍛えましょう。
★トレーニング方法★
今回は主に深層筋(支える筋肉)のトレーニング方法を紹介します。
①フロントブリッジ
うつ伏せになり、肩の下に肘をつきます。
頭から足までが一直線になるようにします。
腹筋を意識しましょう。
②サイドブリッジ
横向きになり、肩の下においた肘と足で体を支えます。
頭から足までが一直線になるようにします。
腹筋(横)を意識しましょう。
※左右両方行いましょう。
③フライングドッグ
両手と両足をついて四つん這いになります。
手は肩の下おき、膝は90度に曲げて床と垂直になるようにします。
胴体は床と平行に保ちます。
対角線になる腕と足を上げます。
手の先から足の先までが一直線になるようにします。
背筋を意識しましょう。
※左右両方行いましょう。
④ショルダーブリッジ
仰向けになり膝を曲げます。
足から膝までが床と垂直になるようにします。
つま先の方に体重をかけ、お尻から背中の方へとゆっくり持ち上げます。
肩から膝までが一直線になるようにします。
お尻に力を入れて締めながらキープしましょう。
※下ろすときは背中からお尻の方へと、ゆっくり下ろしましょう。
トレーニングは少しずつ量を増やしていき、自分の体を支える筋肉を鍛えていきましょう。
テクニックの上達には、強い体づくりが不可欠です。
継続は力なり!!