CHEER COLUMN-応援コラム-
皆さん、こんにちは。
3週に渡り紹介してきた「関節・手首」の記事は読んで頂けました?
可動方向や筋肉、一つの関節だけでもたくさんのことが学べますよね。
今週はまとめとして、「フィスト」の握り方を「手首」周りの筋肉と共に紹介していきます。
フィストを握る際、
•手首が曲がってしまう
•拳が強く握れない
などの経験はありませんか?
改善方法として、「手首」周りにある前腕の筋肉を活かす事で良くなるはずです。
■正しいフィスト
左側の写真が「正しいフィスト」です。
正しいフィストでは、
前腕にある2つの筋肉が均等に入っていることで拳までが真っ直ぐになります。
また前腕は、握力とも密接に関係しているので
前腕の筋肉を鍛える事で、より強く拳が握れるようになります。
■間違ったフィスト
右側の2枚の写真では、手首が曲がっています。
これは、前腕にあるどちらかの筋肉に力が偏ってしまうことが原因です。
拳を握る時に、前腕全体を均等に包み込むような意識で、握ってみてください。
「フィスト」も筋肉を理解し意識する事で、より力強く、
正しいポジションで行えるようになります。
《キングタット》
ここからは応用編です。
ダンスカテゴリーの中に「手首」や「肘」など、
関節をメインに使って踊る「キングタット」というジャンルがあります。
今回は、「キングタット」を「手首」で行うパターンを紹介します。
「手首」周りの筋トレにもなるので、是非やってみて下さい。
左上の数字は、カウントを表しています。
今回は、両手を左右に伸ばした姿勢で「手首」を動かしていきます。
手の平以外はTモーションだと思って下さい。
◆カウント①~カウント②
右手=
カウント①=手の平が下 → 回外 →カウント②=手の平が上
左手=
カウント①手の平が上 → 回内 →カウント②=手の平が下
手首を回転させて手の平が反転します。
◆カウント②~カウント③
右手=
カウント②=手の平が上 → 掌屈 →カウント③=手の平が内側
左手=
カウント②=手の平が下 → 掌屈 →カウント③=手の平が内側
カウント②の向きをキープしたまま両手を「掌屈」させて内側に向けましょう。
ここで、卍のような形なっているとグットです。
◆カウント③~カウント④
右手=
カウント③=手の平が内側 → 背屈 →カウント④=手の平が外側
左手=
カウント③=手の平が内側 → 背屈 →カウント④=手の平が外側
さらに向きをキープしたまま両手を「背屈」させて先ほどとは逆の卍が出来ていれば完成です。
☆まとめ☆
左右バラバラに動かすので、
初めはぎこちないかもしれませんが何度も繰り返し練習してください。
手首が90°までしっかり曲げるように意識してください。
手首が90°まで曲がらない。。。という人は、
前回の記事を見返し、手首のストレッチ・トレーニングを積み重ねていきましょう。
関節を理解する事で、新しい発見や自分の悪い癖などを直せるきっかけになります。
まずは「素晴らしいフィスト」を目指して頑張ってみて下さいね。