CHEER COLUMN-応援コラム-
朝と夜もうすっかり涼しくなってきましたね。
秋はスポーツの秋!汗をたくさん流して、スキルアップしましょう!
今週からステップ講座〜第3弾として「ポップコーン」をご紹介いたします。
今までのステップに比べ、より多くのダンスカテゴリーで使われています。
それではまずはステップポジションを見てみましょう。
⑧〜②はカウントを表しています。
ポップコーンは、2カウントで4つのポジションから構成されるステップです。
ループするためにはシンメトリーで行うカウント③〜④まで含めた
「4カウントループ」のステップといえます。
《今回のルール》
•アームモーション=ダガーでキープ
•体幹&顔=正面でキープ
•足=パッセのポジションを通るが、足先はフレックスで行う。
準備姿勢です。
「カウント8」で行います。
※ステップアップした練習として「カウント8and」で行う方法もあります。
①目安として「右足のくるぶし」が「左膝」に付けるように上げましょう。
②もちろん、体幹をしっかり整えて下さい。
上記2つのポイントを大切にして下さい。
この準備ポジションをスッと構える事が重要です。
※左足を上げたポジションも同様です。
応用として、膝を腰の高さまで上げるなどのやり方もあります。
よりダイナミックに見える反面、筋力・技術力共に難易度は上がります。
カウント①のステップポジションです。
•右足を1番方向にキック
•キックする際に、左足で軽く跳ねる
キックする足は、前に突き出すように!
軸足は「トンッ」っと跳ねると、
『ポップコーン=跳ねる様な動き』に繋がります。
今度は、カウント①のステップポジションを横から見た写真です。
左が「正しい姿勢」、右が「間違った姿勢」です。
正しい姿勢は
•体幹がしっかり整っている
•軸が母指球に乗っている
この2点がしっかりと守られています。
間違った姿勢は、
•お尻が出て体幹が崩れている
•軸がかかとに乗っている
原因は、キックする際に腰から前に突き出せず、お尻が引けてしまったためです。
お尻が後ろに出てしまうと、
重心はかかとに移動してしまうのでバランスが崩れてしまいます。
キックの時に、しっかりと腰回り(特にベルトラインの下腹部)に力を入れ、
足を前に突き出せるように意識してください。
但し、ダンスカテゴリーによっては
今回の「間違った姿勢」を求められる場合も有ります。
チアに於いては「好ましくない姿勢」と考えて貰えると良いと思います。
この後、しっかり跳ねながら左足を上げる準備姿勢に移ってください。
ポイントは先ほどの「カウント8-準備姿勢」の説明と同じです。
カウント②のステップポジションです。
•右足を2番方向へキック
•左足を6番方向に踏み込む
•左足と右足を引っ張り合い、バランスを取る
このポジションでは、「2番方向にキックした右足」と「6番方向に踏み込んだ左足」を
しっかりシンメトリーに引っぱり合う事が重要なコツになります。
更に、次のステップに繋ぐために「前足を強めに引っ張っておく」事も、
意識出来ると早くマスター出来ると思います。
このポジションから「左足を上げる準備姿勢」に移り、
シンメトリーのステップ「カウント③〜④」に繋げる事ができます。
ステップポジションは理解できましたか?
2カウントの中に4つのポジションがあるステップは、
テンポが早く、足がもつれたりする事も有ります。
まずはゆっくりとしたペースで練習し、徐々にテンポアップして下さい。
【難しいと感じるポイント】
•足の入れ替えがこんがらがってしまう
→「キック・置く・後ろ・置く」と唱えながら行うと、やり易くなる人が多いようです。
他にも、「キック・トン・踏む・トン」などのかけ声を使ったりします。
•キックが上手く出来ない
→足先をフレックスにして「かかと」で前に押し込む事がコツです!
ちょうど、サッカーボールを踏む様な形を目指しましょう。
【慣れていくと、こんな組み合わせが出来る】
•準備姿勢で足を高く上げダイナミックに見せる
•アームモーションを複雑に組み合わせる
•首・肩・胸など上半身にバリエーションを持たせることが出来る
名前の由来は、「火を掛けた時にパチパチと跳ねながら膨らんでいく
ポップコーンをイメージ」していると言う節が、有力です。
今回は、一番オーソドックスな使い方をご紹介しました。
リズミカルなステップが出来る様になるために、
初級としては凄くオススメのステップです。
次回は「ポップコーンの軌道」について解説していきます。