CHEER COLUMN-応援コラム-
夏になると、スポーツをして汗を流したくなります。
トレーニングにも身が入ります。汗を流す事が楽しいなって感じる日々を過ごしましょう。
さて、アイソレーション講座も上半身の部位に一区切りが付きました。
今日は、5/3に触れた「リズム」について、よりレベルアップしたお話をします。
『リズム講座入門』と合わせてご覧になって下さい。
入門編では、リズムの作りと、オンビート、オフビートに触れました。
今日はいよいよダンスに取り入れて行く、実践的な知識をご紹介します。
ダンスでは、
①上で取るリズム=アップ
②下で取るリズム=ダウン
の二種類に分けて考える事が出来ます。
様々な場所で取る方法がありますが、代表的なのはHIPHOPの基礎、胸のアップダウンでしょう。
今回は、全てのジャンルの方に分かり易い様に、「足踏み」で例えて行きます。
•アップ=足を地面につけている状態
•ダウン=足を上げている状態
これを繰り返すと、足踏みになります。
前回のおさらいも兼ねて、オンビートで行ってみましょう。
アクセントに注意して行って下さい。
更にオフビートで行ってみましょう。
どうですか?
足を上げる時にアクセントを取る際に、違和感を覚えた人がいるかもしれません。
これには理由があります。
例えば、太鼓などでリズムを取る時は、太鼓は当然下にあるので、ダウンのリズムのみで音が鳴る事になります。
ダウンは重力を利用した動きになるので、人間の私生活にある動きに近いものになっています。
しかし、アップでアクセントを取る際には、なかなかリズムを鳴らす事が分からなくなってしまう人も多いかもしれません。
対策として、足踏みのアップではアクセントの時に膝に手をタッチすると良いと思います。
リズムを感じるポイントが分かって、マスターし易いはずです。
さて、上記までで4種類のリズムを練習してもらいましたが、リズムの作りを勉強してみましょう。
足踏みは、
①足を上げている
②足を踏んでいる
をループ(繰り返し)しているので、「運動的」に言えば、1種類の運動しか行っていない事に鳴ります。
リズムをとる時は「オンビート、オフビート」「アクセント」などの考えを取り入れるので、「音楽的」に以下の4種類を実施した事に鳴ります。
①オンビートのアップ
②オンビートのダウン
③オフビートのアップ
④オフビートのダウン
この4種類では、2つの「運動的」グループに分ける事が出来ます。
•①と④は同じ動き
•②と③は同じ動き
図で示した動きにアクセントを加えると、①と④の違い、②と③の違いが視覚で分かる様になると言う事です。
この様に、ダンスでは「運動」と「音楽」を組み合わせて考えて行くと、作りの部分が理解し易くなります。
さて、最後にトレーニングメニューです。
《①と④をループの中で使い分けてみよう》
《②と③をループの中で使い分けてみよう》
今回の図では、カウント2でアクセントをチェンジする様に説明していますが、最初はカウント8くらいで長いループの中で行うのが効率的です。
また、リズムに合わせて難しい人は、自分の声に出してゆっくりとチェンジを行う事をお勧めします。
どちらも、「体の運動はずっと一緒」です。
「リズムアクセントだけをチェンジ」していきます。
最初は違和感があるかもしれません。
慣れて来ると、凄く楽しくなってきます。
歩いている時にも練習出来ますし、リズム感を養うにはまずこのメニューです!