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CHEER COLUMN-応援コラム-

アイソレーション《胸》
2013.06.07

皆さん、アイソレーション《首》は練習してますか?
引き続き「アイソレーション」の基礎を学んで行きましょう。
今回は、《胸》について説明して行きますね☆

胸は、とても大きな部位になりますので、想い通りに動かすには強い筋肉と安定したバランスが必要になります。
アイソレーションの中では、かなり難しい部位になります。
最初は出来ないかもしれませんが、欠かせない基礎です。コツコツ練習してください。

では、基本姿勢からです。

胸01

◆視点を決める!→今回は、おへその下辺りに視点を置くイメージです!「丹田(たんでん)」と言う部分です!
◆分離させて動かす!→今回は《胸》ですが、胸のみでなく、頭、腕、肩も一つにして、「上半身」を動かすイメージを持った方が、感覚を掴み易いと思います。そして、平行に移動させる事もポイントとして大切になります。

注意点として、
•前から
•横から
•上から
どこから見ても、おなかの真ん中が支点となるイメージを強く持って下さい。

説明が難しいと感じた人は
『下半身が絶対動かない!』
と、イメージをして下さい。

では、ポーズの説明です。
①前
②横
③後ろ
の三種類をマスターしましょう。

胸02胸03

①前です。
良い例では、どこから見ても支点が丹田にあります。
平行に移動している事も良く伝わります。

悪い例の場合は、
•支点が下がってしまっている。
•おしりが出ている。
•肩が上がり、後ろに張ってしまっている。

最初はこのような姿勢になる事が多いです。この姿勢は、腰にも悪いので直した方が良いです。
ポイントは、腹筋に力を入れてから、胸を動かす事です。

胸04胸05

②横です。
良い例、前向きの写真が分かり易いと思います。
支点を動かさずに、胸、肩が平行に横移動しています。この様な姿勢を作るには、反対側の腹斜筋が鍛えられている必要が有ります。何度も確認すれば、お腹の力の入れ方も分かって来るので、鏡で確認して下さいね。

悪い例、前向きの写真は、
斜めに動いてしまっていますね。支点もズレているのが分かります。
横向きの写真では、肩が張って、回転の動きも入ってしまっています。

ポイントは、まず支点を作る事です。お腹に力を入れる事が最優先です!その後に、アイソレーションを行う事です。
悪い例になってしまう場合、動かしてから支点を探している事が多いです。

胸06胸07

③後ろです。
良い例、横向きの写真を見て下さい。
やっぱり平行に動いています。
この様な姿勢では、お尻の筋肉もかなり使っています。腹筋もギュっと縮めます。肩や首はキープ程度の筋力しか使っていないので、苦しそうには見えませんが、凄く体幹を使ったポーズになります。

悪い例ではどうでしょう?
なんだか矢印がたくさんあって、アイソレーションの大事なポイント「一つの部分しか動かさない」と言うルールが守られていません。
後ろと言うのは、自分の目で確認出来ないので苦手な人が多いようです。
起こり易いミスは
•支点が上に上がってしまう
•猫背になる
•肩が上がり、前に出る
•胸が下がる
•首が出る
•腰が上がる
などが多いです。一つ一つ、直して行く事が大事です。

さて、ポーズを覚えたらメニューを組んで、どんどん音楽に合わせて練習です。
やっぱり音楽に合わせると、練習も楽しく行えます!

【基本メニュー】
☆ファーストステップ!
•前〜真ん中(基本姿勢)〜後ろ〜真ん中(基本姿勢)
•横〜真ん中(基本姿勢)〜逆の横〜真ん中(基本姿勢)

まずは、上の二つをリズムに合わせます!

•前〜後ろ
•横〜逆の横

真ん中が無くなる事で、レベルアップしたメニューになります。
実は踊りの中でたくさん使っている動きです!

☆セカンドステップ
•ボックスをしてみよう!→前〜横〜後ろ〜逆の横
•ロールをしてみよう!→前〜横〜後ろ〜逆の横を滑らかに繋ぐ!円を描く!

アイソレーション第二弾!《胸》は理解出来ましたか?
「軌道を素早く」「ポーズを力強く」行うために、写真の様に骨盤辺りに手を置いて練習する事をオススメします。
支点が感じ易くなり、動かし易いと感じます。
動かし方が、どうしても分からない!と言う人には、あぐらの姿勢で行う事をお勧めします。
お尻が固定されるので、上半身のみに集中出来ます。初心者でも正しい姿勢に近い位置に行く事が出来ます!

トレーニングは、首、肩周り、腰に負担がかかります。見た目は派手な動きではないですが、首、肩周り、腰に痛みが有る場合はトレーニングを控えて下さい。

運動では、骨盤と胸は常に真っすぐの方が力を発揮し易いですが、ダンスの表現では「胸と骨盤をずらした動き」が魅力的になる事がたくさんあります。
また、胸の動かし方はジャンルにも関わってきます。是非マスターして下さいね☆