CHEER COLUMN-応援コラム-
チアっ子の皆さん、こんにちは。
今日は、『チア&ダンス』で非常に重要な知識をお伝えします。
バレエで使われる《方向の番号》です。
方向を1番から8番までに当てはめています。
正面を1番として、時計回りに45°ずつ数えて行きます。
バレエでは、方向やポーズなど、その詳細に渡って説明出来る《名称・単語》が数多く存在します。
その際用いられる方向の番号は、振付や基礎などをマスターして行く上で非常に効率を上げてくれる知識です。
僕はHIPHOP・JAZZのレッスンでも、この方向の番号を良く用います。
特にシンクロ性を重要視するチアでは、「どこに」「どの部位を」「どのように」を理解する事が大切になって来ます。
さて、今日は
どこに=「1~8番まで」
どの部位を=「右足を」
どのように=「体幹を正面でキープして一歩出してみる」
と言うルールで、動いてみる事にしましょう。
1番方向へ右足を一歩出しています。
体幹を整える事も条件なので、上半身を引き締めています。(赤い線)
2番方向へ右足を一歩出しています。
もちろん体幹は正面で保っています。
3番方向へ右足を一歩出しています。
重心は両足の中心に置いてみました。右足寄りになるのも一つの方法です。
正面の体幹はブレにくいポーズですね。
4番方向へ右足を一歩出しています。
斜めへ踏み出す時は、今回のルールである「体幹を正面でキープして」が、難しいポイントになりそうです。
5番方向へ右足を一歩出しています。
こちらも、上半身は保ち易いポーズになります。
6番方向へ右足を一歩出しています。
このルールでは、難易度が非常に高いと思います。
骨盤が曲がり易い・重心移動もぶれ易いので、注意が必要です。
7番方向へ右足を一歩出しています。
前方で一歩を踏み込んでみました。後方へと言う選択肢も有ります。
難易度が非常に高く、少し整えるのに時間が掛かり一番難しかったです。
足がクロスする事で、バランスも取り辛く、重心の置き方も気を使うポーズでした。
振付の中では、稀にこのような「動きにくい」ポーズが出て来ます。良く確認する事が必要です。
8番方向へ右足を一歩出しています。骨盤・体幹がズレ易いポーズですが、注意して行えばすぐにマスター出来るはずです。
実際にルール設定をして行ってみた結果、1,3,5番は比較的簡単でした。
斜めに足を出す、2.4.6.8番は難しいですが、しっかりと確認すればすぐに出来ると思います。
非常に難しかったのは、右足を体の左方向に出す、6,7,8でした。特に7番は、難易度が高いです。
この様に、振付の先生は「チアリーダーがより踊り易い動き」を検討に検討を重ねて、選んでいます。
そして、「難易度が高くても、成長して欲しくてチャレンジするポイント」も設定してくれているはずです。
この記事でチアっ子の皆さんへ伝えたいポイントは二つです。
•技術と体=効率よく成長するため、正しい方向の知識《方向の番号》を覚えよう。
•心=振付には、様々な努力が詰まっていて形になっている事を感じ、一つ一つを感謝して取り組もう。
さて、今日は知識を深めるコーナーでしたが、来週からは《体重移動・重心移動》について、触れていきたいと思います。
楽しみにしていて下さいね!!