CHEER COLUMN-応援コラム-
東京六本木 国立新美術館『印象派を超えて点描の画家たち展』☆
チアリーダーの皆さん、こんにちは。
以前に、チアらんどの日記で『国立新美術館』について紹介したのですが、
今日はその時に観てきた『印象派を超えて点描の画家たち展』について紹介したいと思います。
『印象派を超えて点描の画家たち展』では、
主に『点描』という技法を使った、新印象派といわれる画家たちの絵を中心に展示しています。
※『点描技法』については、日記の一番下に書いたので、興味のある子は読んでみてください♪
さて、この展覧会では約100点の絵が展示されていたので、見ごたえ十分でした!
残念ながら(というか当然ながら)撮影は出来なかったので、私の印象に残った絵をいくつかポストカードなどでご紹介しますね☆
ジョルジュ・スーラの『ポール=アン=ベッサンの日曜日』(クリアファイルの方)、
ポール・シニャックの『ダイニングルーム作品152』(ポストカードの方)
展示されていた絵の中でも特に繊細なタッチで、何だか静けさが漂ってくる絵でした。
こちらは、ポール・シニャックの『マルセイユ港の入口』
パステルカラーのような明るく鮮やかな色。
夕暮れ時でしょうか、とても綺麗でした。昔の絵画でこんな表現があったんですねー。
そして、有名な画家ゴッホの『レストランの内部』
どちらかというと荒々しい絵が多い気がするゴッホですが、これは休日の午後のような温かさを感じる絵でした。
他にも印象に残る絵がたくさんあって、紹介しきれないのが残念ですが。。
同じ絵を観ても人それぞれ感じ方が違うように、
同じ技法を使っていても、画家によって表現方法がこんなにも違うんですね。
この展覧会は、おおよそ時代順に展示されていたので、
それぞれの画家が試行錯誤しながら、表現方法の変遷を繰り返しているのが分かって面白かったです。
また、この展覧会には面白いグッズショップがあって魅力的なものをたくさん売っていました♪
気に入ったものを買ったので、こちらもご紹介(^_^)
『スーラの点描キャンディー』♪
スーラの絵のイメージの色を使ったキャンディー。綺麗なので何だか食べるのがもったいないですね。。
『ゴッホの点描シール』♪
『種まく人』の絵で使った絵具の色をシールにしてるようです。こうして分割してみると意外と色の種類が多いんですね。
そして買わなかったのですが、他にも『点描ビーズ』などもあって、
ショップはさながら、点描まつりとなっていました(^_^)
面白い企画ですねー。
チアリーダーの皆さんも、好きなイラストやキャラクターが入ったグッズとかバッグを持っているのをチアスクールでよく見かけますが、
「これは!」というものがあったら、ぜひぜひ教えてください☆
そして、国立新美術館自体もとても雰囲気の良いところなので、機会があったらぜひ行ってみてください☆
★点描技法★
絵具を混ぜずに、純色(元の絵具の色)ままで、点の集合体で絵を表現する方法です。
何でそんな描き方をするかというと、
絵具は混ぜれば混ぜるほど、どんどん暗い色になっていきます。
そこで、絵の明るさや鮮やかさを保つために、、絵具を純色のまま使い、点の集合体で絵を表現しました。
そうすると、目の中で色が混ざり合って、ひとつの色に見えます。
(テレビの画面や、ポスターと同じ表現方法ですね。)
特に、補色といわれる正反対の色の点を隣どうしに置くことで、
お互いの色が引き立って、明るさや鮮やかさを保ったまま、様々な色を表現することができます。
また、明暗のコントラストや、色のグラデーションを上手く表現することができます。
『ジョルジュ・スーラ』という昔のフランスの画家が最初に、
色彩学を駆使して科学的に絵を表現した技法です。
当時は前例がなかったためか、スーラより前の世代の画家たちからは、「この絵は芸術ではない」という批判もあったそうです。