CHEER COLUMN-応援コラム-
みなさんこんにちは!
「記事読みました!」
「手首の関節、ストレッチしたよ!」
そんな声を届けてくれた生徒さん・先生方、ありがとうございます。
関節は「いつでも」「どこでも」意識する事が出来るので、
身近に感じて貰えたのだと思います。
さてさて、今週からご紹介するのは『肘関節』です。
今回は、肘関節の「可動方向」についてです。
それでは解説スタートです。
■肘を曲げる動作=『屈曲』
アームモーション「ダガー」「ハーフT」などは
この「屈曲」を用いてポージングと取ります。
■肘を伸ばす動作=『伸展』
アームモーションの「ハイV」「Tモーション」「ローV」など
この「伸展」を用いてポージングを取ります。
肘の可動方向は、上記2方向です。
曲げる(屈曲)・伸ばす(伸展)のみの関節となります。
次に、柔軟性の高い方に多く見られる、肘関節をご紹介します。
右の写真のように腕が歪んで見える事を
「猿腕」と言います。
※猿手と言う呼び方をする人もいます。
〜指をまっすぐに向けて手をついた時、肘の裏(曲がる方)が正面を向く〜
こんな方は、腕関節を痛めてしまう危険性があります。
猿腕は、「腕立て伏せが苦手」など、「押す力」に深く影響して来ますので、
トレーニングにちょっとした工夫が必要となります。
まず、腕で支えるトレーニングなどを行いたい場合は、しっかり伸ばしきらずに
少し肘を曲げる感覚で、ポージングしてみて下さい。
※写真「通常の肘関節」の様にポージング。
この姿勢が思っているよりも、筋力を使っていると感じるはずです。
きっと、30秒程キープすると、ブルブル筋肉が震える感覚になるはずです。
まずは「肘を直線で保つ」と言うトレーニングを、安定して出来る様にして下さい。
こちらがマスター出来たら、腕立て伏せなど、
更に負荷を掛けるトレーニングに移っていくと、効率良く筋力を高めていく事が出来ます。
アームモーションも同様の考え方をします。
「アームモーションをしっかりと止める事が出来ない!」と多くの相談を受けますが、
経験上、猿腕の子が多いと感じます。
猿腕の場合、腕を伸ばし切ってしまうと、筋肉の力を100%発揮出来ないのです。
故に、ポージングを強く行おうとすればする程「ブレてしまう」結果になります。
改善策として、「ハイV」「Tモーション」「ローV」などに代表される
「腕を伸ばしたアームモーション」を
猿腕の場合、以下の様に考え方を変えてみて下さい。
「腕を伸ばしたアームモーション」→「腕を真っすぐ(直線)に見せるアームモーション」
つまり、肩からフィストまでを直線にすると言うイメージです。
猿腕の子に、感覚を聞いてみた所、
「肘を少しだけ曲げている様な感覚」があると言っていました。
僕は猿腕ではないので、「伸ばす」感覚でポージングします。
この様に、感覚は体の作りによって大分変わって来るので、
自分の体を知り、感覚の表現を磨いていく事はとっても大事になって来ます。
今回の記事では
•肘関節の可動方向(屈曲/伸展)
•猿腕
をご紹介しました。
来週も楽しみにしていて下さいね!