CHEER COLUMN-応援コラム-
夏休みも間もなく終わりですね。
本格的に、スポーツの秋に突入です!トレーニングに身が入る季節ですね。
そこで、是非チアっ子に知っておいて欲しい「運動、動作の基本」をご紹介します。
スクールでのメニューも、こちらを意識してトレーニング効率を上げましょう!
私生活や、練習に於いてもなかなか考えていませんが、動作には「流れ」があります。
その流れを「一連(ひと繋がり)」にする事が、まさに「一連の動作」となり、上手なテクニックとなります。
図では、2つのパターンを紹介しています。
•パターン1
例)トータッチジャンプ
①準備=膝を曲げて準備
軌道A=開脚姿勢に行くまで
②アタック(ピーク)ポイント=開脚姿勢、頂点
軌道B=開脚姿勢から着地まで
③着地=膝を曲げて着地
トータッチと一言にしても、5つの動作をクリアしてやっと完成です。
得意、不得意なポイントは個々でも差がありますし、テクニックの向上や体格の変化により変化する場合も有ります。
更に、動作にはアタックポイントを中間に挟まない動きも有ります。
•パターン2
例)気を付けの姿勢から、ハイV(アームモーション)
①準備=気を付けの姿勢
軌道A=気を付けからハイVに行くまで
③着地=ハイVの姿勢
この様に①〜③に飛ぶ技法も、チアテクの中では多くの動きに取り入れられています。
つまり、①〜A〜②〜B〜③を頭に入れながら練習すれば、自分の得意不得意を理解して先生への質問ポイントも向上、上達への近道、、、と言う事です。
では、実際にどの様なポイントを意識すれば良いのかを説明します。
ポイントはたった4つです。
•ポージングの確認
①、A、②、B、③全てに確認が必要です。基礎ポジションを何度も繰り返し練習する事で、自然な動きになっていきます。
•タイミングを計る
一連の動作をスムーズに行うには正しいタイミングで体を動かさなければいけません。①をしっかりと行う事で、スムーズなAをスタートさせられる様にする事や、一連の動作をタイミング良く行う事を主に練習していきます。
リズムを感じる〜という言い方も出来ると思いますが、感覚を掴むまでは、「タイミング」と言うニュアンスを重視した方が良いと思います。
•強度の調節
①、A、②、B、③全てに当てはまりますが、最初は主にAのスタート時を意識する所からスタートするのが良いと思います。ジャンプを例に挙げれば、カウントや曲の早さでジャンプの高さをコントロールする必要があります。
•ベクトルを定める
ベクトルとは、この場合「方向」の意味です。ロケットなどの発射台をどの方向へ向けるか?と常にイメージをしています。体(体幹)を動かすのに、方向を定めるのは重要です。
4つのポイントは、どれが掛けてもテクニックの完成は有り得ません。
なんとなく実施していてもクオリティは上がらないものです。上達の近道はテクニックを分解して、一つ一つの要素を確認して行くと、グッと上達していきます!
私生活では意識せずに行っている動作が殆どだと思いますが、「動作の過程」と「4つのポイント」を一度考えてみて下さい。
歩く事はどういう動作なのか?立つと言う動作は?
結構、面白いですよ!
少し、難しい話しになってしまったかもしれませんが、この前提を絡めて過去の「リズム講座」や「アイソレーション講座」を読み返すと、より理解も深まると思います。
これからも、「リズム」や「基礎」をどんどんレポートして行きますので、楽しみにしていて下さい。