OSHIETE CHEER-教えてチア-
チアのこだわり★みんなの行動経済学①
●みんなでリスクを正しく理解して適切な行動をしたい
桜もかなり散ってしまい、これから新緑の季節に向かいますね。
今、新型コロナウィルスの感染拡大によって、普段の生活や世界の経済に影響が出始めています。
そのようななか、医療に従事されている方や、生活インフラ関係の方など、
たくさんの方がリスクを負いながら支えてくださることに心より感謝いたします。
毎日、テレビやインターネット、人から聞く話など沢山の情報であふれています。
一つひとつの情報に対して右往左往しないために、
自分の中で冷静に情報を整理・判断する力を身につけ、適切な行動をとっていくことが大切です。
ということで突然ですが、、
チアのこだわりでは、『行動経済学』について学んでいきたいと思います。
なぜかというと、
今の状況にかぎらず、『行動経済学』を学ぶことで、普段の生活においても正しく行動するためのヒントが得られると思ったからです。
行動経済学は、もちろん経済の学問ではありますが、
心の部分を含めて豊かな生活を送っていくために、とても大切なことを示してくれています。
●経済学と行動経済学
それではまず、伝統的な『経済学』と『行動経済学』ですが、
それぞれ前提に違いがあります。
伝統的な『経済学』(マルクス、ケインズとか?)では、
「人はみんな自分の利益※を最大化するために合理的に行動する」ということが前提になっています。
(経済学の研究者の方々も100%そう思っていたわけではないと思いますが、そのような仮定でまとめられているそうです。)
※利益は必ずしもお金のことだけではありません。
しかしながら、かなり端折っていうと、、
実際は人には心の動きがあるので、時には、またはかなりの場面において、不合理な行動をとってしまいます。
たしかに、はじけんばかり喜んだり、ものすごく怒ったりすると、
冷静な判断ができなくなって、結果として合理的ではないことをしてしまいますよね。(反省。。)
そんな「人の心の動きから、意思決定のプロセスや行動を分析しよう!」
そして「それがどのように経済に影響を与えるか、心理学の理論を応用して考えよう!」
というのが『行動経済学』です。
経済学+心理学のハイブリッド学問ですかね。
1979年 行動経済学が生まれるきっかけとなった『プロスペクト理論(リスクがある環境下での意思決定の分析)』という論文を発表したダニエル・カーネマンという方が、
2002年にノーベル経済学賞を受賞したことで、一躍注目を集めるようになりました。
このプロスペクト理論が、個人的経験からかなり腹落ちする内容だったので、
行動経済学について学んでみようと思ったしだいです。
●続きは次回以降で
すみません、思いのほか長くなってしまい全然先に進みませんでした。
いくつか行動経済学のキーワードを取り上げて、
それについてどう生活に役立てていくか、書いていこうと思っていましたが、
それは次回以降にさせていただきます。では。
専門家の方、詳しい方と解釈やとらえ方が異なる可能性もございます。。
予めご了承いただけると幸いです。
チアのこだわり★みんなの行動経済学②-プロスペクト理論って?