CHEER COLUMN-応援コラム-
チアリーダーのみなさん、こんにちは。
春の花がきれいに咲いていた東京・立川市の昭和記念公園には、
『こもれびの里』というエリアがあります。
こもれびの里は、『昭和』『武蔵野』『農業』をテーマにした、
昭和30年代の武蔵野丘陵にかつてあった農家の風景を再現したエリアです。
足を踏み入れると、
時代が変わったような雰囲気を味わうことができるとともに、
昔の農家の暮らしを勉強することができます。
麦畑
大麦、小麦とありますが、
小麦は小麦粉にして、うどんの材料などに使われています。
果樹園
何の果実がなるんでしょうね?
今は何もなっていませんね。
茶畑
こちらは今でも見られる風景ですね。
こちらは、さつま芋の苗を育てているところだそうです。
みなさんも芋堀り体験なんかはしたことがあるのではないでしょうか。
色々な畑がありますしたが、
一年中食べるものに困らないように、時期によって作物を変えて育てています。
少し歩いたところには、水車がありました。
水車ってどういう役割があるのか知らなかったのですが、
水の流れを利用して、
玄米を精米したり、麦を搗(つ)いたりするんだそうです。
仕組みをのぞいてみると、
人の手を掛けず、うまく自然の力を利用していますね。
水車の先には、田んぼがありました。
田植えから稲刈りまで、わたしたちの主食である大切なお米を育てます。
ここまでは農村風景でしたが、
その先には、農家の主でありその村の名主(めいしゅ)の、
主屋(おもや)があります。
ちなみに、名主というのは、
その村の政治全般を取り扱っている人のことだそうです。
今でいうと村長さんのような方ですね。
開放的な広い庭です。
門の脇にある倉庫のような場所には、様々な農具が置いてありました。
外蔵(そとぐら)
外蔵は主に穀物などの収穫物の保管に使われていたそうです。
先程の畑でできたお米や芋が一旦ここに保管されるんでしょうね。
このときの外蔵の中は、
時期的に端午の節句がテーマになっていました。
立派な兜と甲冑です。
こちらは、脇差しでしょうか。
薪!
藁葺き屋根!
間近で藁葺き屋根をみる機会はあまりありませんが、
結構な重厚感です。
主屋の中の土間
ここで炊事をしていました。
今でいうと大きな台所ですね。
釜
石臼
石臼は、引き手を使って臼を回すのですが、
上臼と下臼に規則的な模様の溝があって、
その溝でうまく、小麦やお米、うどんの実などが挽けるんだそうです。
考えられていますね。
土間の向かいには、囲炉裏がありました。
やかんを掛ける取っ手の上に付いている鯛焼きみたいな魚が、
オシャレに感じます。
最後に、
主屋の奥には、格調高いお座敷の部屋がありました。
ここはお役人さんの接客などにも使われていたそうです。
お座敷から外を眺めると、
なんだか景色も少し違って見える気がします。。
さて、こもれびの里をひと通り見てみると、
その時代の生きるための様々な工夫がされていることが分かります。
わたしたちは普段ついつい、
あれもこれもと得ることばかりに気を取られがちですが、
足るを知る、ということが、
普段の当たり前のことへの感謝の気持ちにつながる気がします。
こもれびの里では、
実際に田植えや、うどん作りなどの体験ができるイベントも行われているので、
興味のある子はぜひ行ってみてください☆