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ダンス・アクロバットに活きる関節の使い方 〜足首②〜
2015.10.09

皆さんこんにちは。

今週は、「足首(足関節)」のご紹介する記事の第2弾です。
「足首(足関節)」の可動方向と足首のトレーニング方法をご紹介します。

前回の記事では、関節の可動方向をご紹介しました。
前回までの内容もしっかりおさらいしておきましょう。

ダンス•アクロバットに活きる関節の使い方〜足首①〜

 

それでは、可動方向から解説スタートです。

チア_ダンス_アクロバット_可動方向_トレーニング_足関節1

■足首を内側に閉じる動作=内転
■足首を外側に開く動作=外転

どちらも可動域は、比較的狭いものになります。

運動に於いて、踏み込みの際に、
この動作を正しいポジションに置く事で、力を上手く伝えられる事に繋がります。
ちょっとした、内転や外転にも注意してみてください。

 

☆おさらい☆
前回の記事でも紹介しました
■足首を曲げる動作=屈曲
■足首を伸ばす動作=伸展
■足首を内側に傾く動作=内がえし(内反)
■足首を外側に傾く動作=外がえし(外反)

に加え、
足首を内側に閉じる動作=内転
■足首を外側に開く動作=外転

の計6方向の可動が「足首(足関節)」では可能です。

それぞれの特徴をしっかり憶えておきましょう。

 

そして、今回はトレーニング方法も1つご紹介します。

「足首(足関節)」で多い怪我は『捻挫』ですね。
「足首(足関節)」を鍛える事で、強く、怪我をしにくい足首を作る事ができます。

チア_ダンス_アクロバット_可動方向_トレーニング_足関節2

「足首(足関節)」の周りには
外くるぶし側の細い骨(腓骨=ひこつ)
内くるぶし側の太い骨(脛骨=けいこつ)があります。

足首を内側に捻ってしまう事を《内反捻挫》をいいます。

上の写真にある「腓骨筋(ひこつきん)」の周囲を鍛える事でこの捻挫を軽減し、
怪我をしにくい足首を作る事ができます。

 

今回は、自宅で簡単にできる『足外がえし』というトレーニングをご紹介します。

チア_ダンス_アクロバット_可動方向_トレーニング_足関節3

◆手順
①足を内がえしにします。
②足を外がえしに、5秒数えます。
③ゆっくりと①の姿勢に戻します。

上記を5回〜10回繰り返し、「少しきつい」と感じる回数を目安に行ってください。

内側から外側に開く事で「腓骨筋(ひこつきん)」の周囲が鍛えられていきます。

 

☆今回のまとめ☆
足首の周りの筋肉を鍛える事で怪我をしても炎症を最小限に押さえる可能性が増します。
しかし、正しい可動方向を意識し、正しいポジションで運動する事が何よりも大切です。

ダンスのステップ時、アクロバットの踏み込みと着地の時、
「足首(足関節)」が無理のない正しい姿勢で行えているかを
確認しながら練習をしていきましょう。
正しい姿勢が行えていれば、怪我をするリスクも低くなります。