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ダンス・アクロバットに活きる関節の使い方 〜足首①〜
2015.10.02

みなさんこんにちは。

今日から「足首(足関節)」のご紹介をしていきます。
第一弾は「可動方向」のご紹介です。

 

それでは早速解説スタートです!

チア_アクロバット_ダンス_足首_可動方向_ - 1

足首を曲げる動作=屈曲

フレックス」と呼ばれるポジション側への動作となります。
またジャンプの準備・着地時も足首は「屈曲」を利用しています。

足の甲をスネ側に引き寄せるように意識してください。

 

チア_アクロバット_ダンス_足首_可動方向_ - 2

足首を伸ばす動作=伸展

ポイント」と呼ばれる呼ばれるポジション側への動作となります。
またジャンプの空中姿勢や、倒立時の足首は「伸展」しています。

足の甲を前に押し倒すように意識し、行ってください。

 

チア_アクロバット_ダンス_足首_可動方向_ - 3

本日最後にご紹介するのは怪我の原因になりやすい可動方向
・内がえし
・外がえし
です。

■足首が内側に傾く動作=内がえし(内反)

側転の踏み込み・着地など内側に傾いて足をついている子を多く見かけます。
足をくじいいたり、外側の靭帯を痛める原因につながります。

また、ジャンプが高く飛べないと悩む特徴の一つとして、
踏み込む瞬間に体重が小指側に逃げてしまう

つまり、内がえし状態でジャンプをしているケースがあります。
足首を調節し、「真っすぐ」に足を置いた状態を、私生活から意識すると良いでしょう。

 

■足首が外側に傾く動作=外がえし(外反)

ジャンプの着地の瞬間に、一瞬ですがこの状態になるケースを見かけます。
トータッチジャンプ、スタージャンプなど、
「足を閉じながら着地する」ジャンプでは、外がえし状態になる可能性が高くなります。

 

内がえし・外がえしは「足をくじく」可能性のある状態です。
多種多様なスキルの中には、このポジションを利用するテクニックは幾つもありますが、
柔軟性・筋力のバランスを十分に兼ね備えていないと、
怪我の恐れがあるので、特に注意しておきたいところです。

※私自身、体の発達を続ける中学生くらいまでは、
内がえし・外がえしのスキルは最小限に抑えて指導しています。

 

☆まとめ☆

・足首を曲げる動作=屈曲
・足首を伸ばす動作=伸展
・足首が内側に傾く動作=内がえし(内反)
・足首が外側に傾く動作=外がえし(外反)

今回は以上4方向をご紹介しました。

〜パワーをしっかり発揮出来る可動方向の〜
屈曲・伸展

〜怪我の可能性が高くなる可動方向〜
内がえし(内反)・外がえし(外反)

まずは、シンプルにそう覚えておくのも良いと思います!

普段の生活の中から、足のつき方を意識してくださいね!

来週もお楽しみに!