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ダンス・アクロバットに活きる関節の使い方 〜手首①〜
2015.04.03

みなさんこんにちは。

4月になりましたね。
新学年での生活が、実りある年度になる事を祈っています。

 

さて、今週から体の「関節のご紹介をしていきます。

「関節」とは、「骨と骨の連結部分」と説明されます。
もう少し分かり易く言うと
「部位を曲げ伸ばしするための支点」と理解しておけば良いと思います。
体中のいたる所に有りあますし、ダンスに於いては関節の使い方は非常に重要です。

第一弾は、「手首」のご紹介です。
手首の関節は「6方向」に可動します。
今日はそのうちの4方向をご紹介します!

それでは、解説スタートです!!

ダンス_アクロバット_関節_名所_手首_1

手首を前後に曲げる動作です。

☆手首を前に曲げる動作『掌屈(しょうくつ)』/左の写真です。
手の平は「手掌(しゅしょう)」と呼ばれます。
手掌側に手首を曲げる動作なので『掌屈』です。

☆手首を後ろに曲げる動作『背屈(はいくつ)』/右の写真です。
手の甲は「手背(しゅはい)」と呼ばれます。
手背側に手首を曲げる動作なので『背屈』です。

 

ダンス_アクロバット_関節_名所_手首_2

手首を左右に曲げる動作です。

☆親指側に手首を曲げる動作『橈屈(とうくつ)』/左の写真です。

☆小指側に手首を曲げる動作『尺屈(しゃっくつ)』/右の写真です。

名前についている「橈」と「尺」の説明をします。
前腕(手首〜肘まで)の骨の名所に由来があります。

 

ダンス_アクロバット_関節_名所_手首_3

•親指側の骨を「橈骨(とうこつ)」
•小指側の骨を「尺骨(しゃっこつ)」
という名前が付いているので、
•「橈骨」側に曲げる事から『橈屈
•「尺骨」側に曲げる事から『尺屈

と呼ばれているんですね。

 

☆まとめ☆

今週は手首の可動の4方向をご紹介しました。

何気なく動かしている動作には「名前」や「由来」が隠れています。

・手掌側に手首を曲げる動作=『掌屈』
・手背側に手首を曲げる動作=『背屈』
・橈骨側に曲げる動作=『橈屈』
・尺骨側に曲げる動作=『尺屈』

意識するポイントを「手首を動かす、曲げる」と言う段階からステップアップし、
「手首をどこに動かすのか、どのように曲げるか」を
意識しながら練習やトレーニングを行うことは、
実は、スキルアップにとても重要なんです。
少しずつ「体を理解する」勉強をスタートしていきましょう。

来週は、「手首の可動・残り2方向」と「簡単なトレーニング」をご紹介します!