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チア・ダンスに活きる「ステップ入門」〜ランニングマン②〜
2014.08.22

先週からご紹介していますステップ「ランニングマン」
チア・ダンスに活きる「ステップ入門」〜ランニングマン①〜

皆さん、ステップポジションはマスター出来ましたか?
一つ一つのポジションをマスターしたら、
次は正確な軌道をマスターしましょう!

今回は、「軌道」=足の運び方を詳しく説明していきます。

「ランニングマン」は2カウントループのステップなので、
2つの軌道があります。
丁寧に解説していきますので、じっくり確認して下さいね。

今回も、チアで取り入れ易い形を意識して、体幹部をキープします。

《今回のルール》
アームモーション=ダガーでキープ
体幹・顔=正面でキープ

director_step_ranningman4

「ランニングマン」は前後に足を開くステップです。
分かり易くなるので、横向きの写真で説明しています。

■カウント8=準備姿勢(左写真)※カウント8andでも可
■カウント1=ステップポジション1(右写真)
上記2つを繋ぐのが中央の写真です。

《足の軌道》
•左膝を腰の高さまで上げ、右足で軸を作る
(右足を軽くジャンプするとバランスが取り易くなります)

•右足は5番方向に引く、左足は1番方向に下ろす

右足の
〜ジャンプ着地から足を引く〜
までを素早く行う事がコツです。

さらに、引き足が地面から離れすぎずに、
滑って見えるようにすることです。
右足を引く際に地面から足が離れなければ引く事ができません。
足首のリストを使ってほんの少しジャンプし、
浮いた少しの空間を利用し、
出来るだけ足が地面から離れないように足を引きましょう。

このポイントが、「ランニング」=走るという
表現を見せる大きなポイントになります。
その場にいながら(移動しない)、
走っているかのように表現出来ると、
良い「ランニングマン」となります。

director_step_ranningman5

■カウント1=ステップポジション1(左写真)
■カウントand=準備姿勢(右写真)
上記2つを繋ぐのが中央の写真です。

《足の軌道》
•軽くジャンプをする

•右を腰前まで引き上げる、左足は少し後ろに引き、軸を整える

軽くジャンプして体を浮かせてから素早く足を動かしましょう。
そして、大切な部分が「右足の引き上げ方」です!

素早いステップの場合、
余計な軌道を通らずに足を運ぶかが重要になります。
つまり直線的に動かす事で、早く動けると言う事です。

後ろに引いた足を、赤い→のように円を書きながら上げてしまうと、
余計な遠心力も生まれ、
ステップのもたつきや遅れに繋がってしまいます。
ストレートに膝を腰の前まで上げれるように、
何度も繰り返し練習を行ってください。

順番を整理してみましょう!

①左膝を腰の高さまで上げ、右足で軸を作る

②右足を5番方向に引く、左足は1番方向に下ろす

③右足を腰前まで引き上げる、左足は後ろに引き、軸を整える

④左足を5番方向に引く、右足は1番方向に下ろす

この4つを繰り返し行う(ループする)事で、ランニングマンの完成です。

軌道は理解できましたか?

それでは、最後にさらに上級者を目指して、
アームモーションを取り入れた応用にチャレンジしてみましょう!
上半身の動きが入るだけで、
体幹や軌道がぶれ易くなるので注意してください。

director_step_ranningman6

《今回のアームモーション》
準備姿勢=ダガーでキープ
ステップポジション=Lモーション

■準備姿勢
片足となりバランスが取れずらい状態なので、
ダガーでしっかり体幹部を締め安定させましょう。

■ステップポジション
①左足を下ろしたステップポジション=右手上のLモーション
②右足を下ろしたステップポジション=左手上のLモーション

下ろす足によって「上げる手」が異なるので注意しましょう。
また、このシーンでは体が下に落ちていくのに対して、
手を中心から広げていきます。
重力に対して逆らった動きになるので、
始めは違和感やなかなか上手く広げられないかもしれませんが、
ゆっくりと確認していけば必ずマスター出来ます。

「ランニングマン」はどのダンスジャンルにも多用でき、
アームモーションだけでなく、
上半身のアイソレーションや、ステップの向きを変えたりと、
バリエーションを豊富に生み出せるステップの1つなので、
是非マスターしておきましょう。