CHEER COLUMN-応援コラム-
暖かな風が心地よく感じます。
しかし、「花粉症が苦しい」と言った声も多く聞こえるこの時期です。
チアっ子の皆さん、花粉症は大丈夫ですか?
さあ、今日は『日常生活に密着したリズムトレーニング』をご紹介します。
〜リズム感が無い〜
そんな悩みを持っている方はいませんか?
僕自身、ダンスを始めた頃にこの悩みを強く持っていました。
一緒にレッスンを受けている人を見て「リズムの才能が違う」と良く感じていました。
そんな時に、編み出した『日常生活に密着させたトレーニング』の一つです。
今では、才能が違うと感じていた事も、「リズムに触れる機会を多くすれば、リズム感は成長する」と、考え方を改めました。
簡単に出来るので、是非トライして下さいね。
『歩く』と言う動作で、リズムトレーニングを行います。
何気ない動作ですので、誰でも自然に『歩いて』います。
『歩く』をリズムで捉えると、図の様に右足を①、左足を②、と片足ずつで1カウントを取る人が通常です。
まずは、これを意識的に感じて歩く事が、既にリズムトレーニングになります。
トン、トン、トン、トン
こんなイメージを心の中でつぶやきながらあるけば、リズムは感じられています。
しかし、右足だけでも、「かかと」「母指球」「つちふまず」「指」など、様々な部位が有ります。
『一歩を二つに分解』して考えてみましょう。
①=かかとでリズムを感じる
②=つま先でリズムを感じる
擬音で表すと
タター、タター、タター、タター
というイメージです。
これは、ダンスに於いてよく使われる基礎的なリズムです。
意識を集中させて行えば、すぐにマスター出来るリズムだと思います。
では、もうワンランク上を目指してみましょう。
『一歩を三つに分解』して考えてみます。
①=かかとでリズムを感じる
②=母指球でリズムを感じる
③=指(得に親指と人差し指)でリズムを感じる
擬音で表すと
タアン〜、タアン〜、タアン〜、タアン〜
というイメージです。
僕はこのように感じて歩いていますが、大切な事は三つの部位を分けてリズムを感じる事が出来ていれば、
タタター、タタター、タタター、タタター
でもOKです!
このリズムは、1つの動作で複数の部位を『流して』使う見せ方で、やはりダンスには絶対に必要な技術の一つと言えます。
この様に歩く事が出来た人は、母指球と足の指で、『地面を掴む』感覚を持てるはずです。
この感覚は、体幹を整える時のイメージと似ていますので、ぜひゲットしてください。
ここまでは、以外と簡単です。
次は、少し難しくなります。
『一歩を三つに分解』は変わりませんが、『一歩にリズムの抑揚、強弱』を感じるトレーニングです。
①=かかとでリズムを感じる
②=母指球でリズムを感じる
③=指(得に親指と人差し指)でリズムを感じる
④=指(得に親指と人差し指)でグッと前に押し込む様に蹴る
④から、次の足の①であるかかとへ滑らかな体重移動を行う
擬音で表すと
タアルグ〜、タアルグ〜、タアルグ〜、タアルグ〜
というイメージです。
ちょっと変な音ですが、僕はこのように感じています。
タ、ア、ル、グ、〜と5つの文字が有りますが、それぞれ強弱を感じる事が出来ます。
これを『歩きながら』感じる事で、リズムの抑揚を付けて行く練習です。
〜人間は一日に5000歩以上歩く〜
と聞いた事が有ります。
「一日5000回、フロントキックを行う」事は難しいかもしれません。でも、もしやり遂げたら絶対にフロントキックが上達する事は間違い有りません!
「一日5000回のリズムトレーニング」をするチャンスが有るのに、無駄にしているのはもったいないと思いませんか?
この努力を積み重ねれば、リズム感も向上して行くはずですよね!
チア、ダンスにリズムは欠かせません。
だからこそ、苦手に感じ易かったり、ハードルが高く感じてしまうのだと思います。
しかし、リズム=ダンスではなく、生活にも動作にも勉強にも、、、
全てにリズムがあります。
苦手だと感じる事もマスターしたい!その努力の一つに、リズムを見直してみる事も大切だと思います。
この機会に、『歩く』事で、リズムの幅を広げてみて下さい!