チアらんど

チアリーダーのためのポータルサイト
チアで学ぶ、チアでつながる、想像を超える楽しい世界へ
応援コラム
トップ > ディレクター日記 > 大会の持つ意味

CHEER COLUMN-応援コラム-

大会の持つ意味
2013.07.19

夏チア2013がそこまで迫って来ています。
皆さん、全力で毎日を過ごしていますか?

夏チアは、チアの持つ原点を大切にしている大会なのだと、毎年実感を深めています。ただ、戦う事に焦点を置かず、一人一人に成長のチャンスが多く含まれる大会だと思います。
チアや、ダンスに限らず大会の持つ特徴を理解した上で、その大会に出る事で得る成長も絶対に違うと思います。
目標を勝つ事だけに置かず、「心」の部分の目標も大切にして欲しいです。

自分自身も、多くの大会に出場してきましたが、一つ一つの経験は様々な成長をさせてくれたと思っています。
悔しい事もありますが、不思議と悔しい事の方が自分の力になっていると感じさせてくれる事もあります。

2003年に某テーマアパーク主催の大会に出場しました。
その時は、勝つ事にこだわって進んでいました。

大会-コンテスト-01

この時は努力の甲斐あって、全部門総合グランプリを頂き、自信がついたのを覚えています。
努力は返って来る事も実感出来たし、チームとして力を合わせる事の意味や目標の立て方などを学べたと思います。

そして、
大会とは少し違いますが、バトルと言う文化が有ります。
1vs1だったり、複数v複数で音楽に合わせて即興で踊るものですが、ある3vs3の大会での経験です。

大会-コンテスト-02

予選を勝ち上がり、トーナメントも順調に準決勝まで進みました。
準決勝では、自分のテクニックのミスが原因にもなり、負けてしまいました。
練習では出来ている事が出来ない可能性がある事だったり、「100%」と言う言葉が人には無いんだと言う事を学びました。
悔しさが先行して、人目もはばからず涙を流しました。
何年も経って、本当に学べた事は、仲間の大切さや自分が好きな事を愛し続ける事の尊さなのだと言う事が分かりました。

「負けるため」に大会に出る人はいません。掲げた目標は各チーム違っても、必ず目標と向き合って努力を重ねてステージに立ちます。本当に大切な事は、トロフィーをもらう事ではなく、自分自身を見つめ直したり、新しい心を手に入れるためなのかもしれません。
答えが無い事だと思いますが、僕自身そう思う様になりました。

大会-コンテスト-03
大会-コンテスト-04

二つの大会について書きましたが、その大会のために練習していたシューズです。
練習も本番も、大切な日々を一緒に過ごしたのは、自分と仲間と、身に付けていたものです。
賞をもらった事も、悔しい想いをした事も、実は学ぶ事ってちょっとだけ裏側に有るのかもしれません。
僕はこのシューズを履かなくなってから、何年も保管しました。
新しい目標が明確になった時に感謝の気持ちを込めて、さよならを告げました。

最後に、世界大会の出場権を得た、日本大会3位を受賞したときです。

大会-コンテスト-05

日本で1位を取れなかった事、、、
世界大会で、入賞出来なかった事、、、
悔しい思い出でもありますが、「やっぱり明日からも踊る事が大好きな自分でいよう!」と言う事を学べました。

夏チアでは、全てのチームと出場者の活躍を心から応援したいと思います。