CHEER COLUMN-応援コラム-
アイソレーションと言う、とっても大事な基礎が有ります。
絶対に耳にした事がある言葉だと思います。
一言で表すと、
『体の一部分を分離させて動かす』
と言う、基礎になります。
僕がいつもイメージしているのは、
ダンスが「動画」だとしたら、ポーズは「静止画」になります。
アイソレーションは「画素」だと思っています。「画素数、ドット」なんて言葉を聞いた事が有るかもしれませんが、アイソレーション(画素)のクオリティがダンス(動画)の滑らかさに繋がるはずです!
アイソレーションも、ふか〜く話すととっても長くなってしまうので、今日は《首》のトレーニングをご紹介します。
★4/26「タイカンって?」の記事と合わせて呼んで貰えたら、きっと理解し易いと思います。
早速、基本姿勢からです。
基本姿勢は、「タイカンって?」で説明した通りにスタンバイします。
アイソレーションは、支点を定めて部位を分離させて動かす事が大事です。今回は、首が支点になります!
支点のイメージを、3つ持って下さい。
•前から
•横から
•上から
どこから見ても、首の真ん中が支点になり稼働させる!とイメージをします。
ちょっと難しくなりましたので、簡単に説明すると、、、
『首だけが動いて、他の部分は動かさない!』
と、強くイメージして下さい。
では、次はポーズです。
首のアイソレーションは、大まかに4種類をマスターして下さい!
①前へ傾け!
②横へ旋回(横を見る)!
③横へ傾け!
④後ろへ傾け!
他にも有りますが、まずは、この4つをゲット出来れば、首回りの筋力も向上し、他の動きもマスターし易くなるはずです。
①前へ傾けです。
良い例では、体幹が整い、支点も定まっているのが分かると思います。
では、悪い例はどこが悪いのでしょう?
•背中が丸まっている→支点が変わってしまっている。
•体幹が緩んでいる→アイソレーション(首が分離)に、なっていない。
ポイントは、胸の形が変わらない様にすることです!
②横へ旋回です。
良い例の横向きの写真を見て下さい。首だけが回転しています。胸、肩が回転していません。
悪い例は、
•体が傾いている
•胸、肩も回転している
•アゴがあがっている
•体幹が整っていない
など、悪い所だらけです。
回転の動きは、非常に難しいです。
ポイントは、回転させる反対方向の肩と脇の下を固定させる事です。
左右、行って下さいね。
③横へ傾けです。
良い例は、やはり体幹、支点が定まっています。
悪い例では
•肩が傾いている
•体幹が整っていない(特に横向きの写真を比べて下さい。お腹の力にも違いが出ています)
ポイントは、傾ける方と逆の肩を下に下げるイメージです。
もちろんこちらも、左右行って下さい。
④後ろへ傾けです。
良い例は、やっぱり支点と体幹が意識出来てるのが分かります。
後ろはなかなか私生活で意識しないので、最初は正確に出来ないと言う人が多いです。
悪い例から、起こり易いミスを幾つか挙げておきます。
•反ってしまう
•肩を後ろに張ってしまう。
•胸を上に向けてしまう。
•お腹の力が抜けてしまう。
•腰を前に出してしまう。
•膝を緩めてしまう。
コツは、後頭部を肩甲骨に付ける様なイメージです。→このアドバイスで反るのを避けられる事が多いです!
ポイントがたくさん有りますが、しっかり基本に忠実に出来る様になった上で、ニュアンスを求めて行くと上達が早いです。
今日は、4つの《首》アイソレーションを説明しましたが、リズムに合わせて行う事も大切です。ポーズを覚えたら、是非音楽を流して行って下さい。
【基本メニュー】
☆ファーストステップ!
•前〜真ん中(基本姿勢)〜後ろ〜真ん中(基本姿勢)
•横(旋回)〜真ん中(基本姿勢)〜逆の横(旋回)〜真ん中(基本姿勢)
•横(傾)〜真ん中(基本姿勢)〜逆の横(傾)〜真ん中(基本姿勢)
※慣れて来たら、上のメニューから「真ん中(基本姿勢)」を飛ばして行うと、レベルアップしたトレーニングになります。
☆セカンドステップ
•ボックスをしてみよう!→前〜横(傾)〜後ろ〜逆の横(傾)
•ロールをしてみよう!→前〜横(傾)〜後ろ〜逆の横(傾)を滑らかに繋ぐ!円を描く!
さてさて、《首》アイソレーションは理解出来ましたか?
体の動きを正確に行う事と、リズムに合わせる事が大切です。
両立させる事が出来たら、
•軌道を素早く
•ポーズを力強く
行う事も、クオリティアップには欠かせません。
アイソレーションは、とっても大事な基礎です。
特に首は、表現力を上手に見せるパーツでもあります。視点(見る方向)にも関わり、正しい視点はバランス力も保ってくれます。
筋肉への負荷も少ないトレーニングなので、毎日行っても大丈夫です。ただし、首周りを十分にストレッチで暖めてから行って下さい。首の怪我は、非常に長引きます。
継続的に行う事で絶対に上達しますので、是非頑張ってみて下さい。