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リズム講座(入門)
2013.05.03

先週の「タイカンって?」と言う記事が、思っていた以上に好評だったので、ちょっとびっくりしています。
今日は少しテーマを変えて、「リズム」についてお話ししたいと思います。

「リズムを感じて!」とか、「リズムをずらさない!」とか、いつも気にしてダンス練習を行っていると思いますが、リズムって何?って言う所が分かってくると、凄く楽しいんです。
今回も出来るだけ難しい言葉は避けてご説明して行きますね。

音楽を聴いて、手をパンパンと叩いた事があると思います。もう、それがリズムです!
パンパンと二回叩くと、間に手を離してる時間が生まれます。それを繰り返す事がリズムになり、音楽のベースになります。
幾つか専門用語が出て来てしまいますので、覚えておくとスムーズに理解出来ると思います。

•拍(ビート)
先ほどの説明で手を叩く所です。4カウントなら四回リズムを作る事です。

•拍子
4拍子って聞いた事がありますか?
「いち、に、さん、よん」とリズムを4回数えたら、次のリズムから「いち」と数え直します。音楽では、この様に4カウントで一つのボックス(まとまり)にして、数えて行きます。
3拍子など他にもいろいろありますが、まずは4拍子を感じる所からスタートしてみましょう。

•ワンエイト
ダンスの世界では、8カウントを一つのボックス(まとまり)にして数えて行くのが一般的になっています。
それがワンエイトです。ツーエイトなら、16カウントと言う意味になります。

•andカウント
「ワン、エン、ツー」などと言う言葉を耳にした事もあると思います。「and」と言う言葉を入れる事で、カウントの間を感じましょう!と言う意味が込められています。

改図1リズム講座

これで、リズムの意味が理解出来て、レッスンでも迷わずにメニューを受け取る事が出来るはずです。

更に今回は、「オンビート」「オフビート」の二つをご紹介します。

【オンビート】
奇数のカウントの事です。
アクセント(強く)を付ける事として使われる事もあります。
「おもてのカウント」といった言い方をする事もあります。

日本の伝統の音楽は「いち(強)、に、さん(強)、し」とオンビートがほとんどです。

改図2リズム講座

【オフビート】
偶数のカウントの事です。
アクセント(強く)を付ける事として使われる事もあります。
「うらのカウント」といった言い方をする事もあります。

「ワン、ツー(強)、スリー、フォー(強)」の感覚は、の感覚は、黒人が生まれつき持っている感覚とされていますが、トレーニングで向上出来るものです。現在では、海外の音楽だけでなく、日本でも日常でこの音楽が流れています。自分の好きな曲で、声に出してカウントを数えてみましょう!凄くいいリズムトレーニングになりますよ!

改図3リズム講座

この様に、リズムは
•一定の間隔(長さ)を保つこと
•強弱を付ける事
で、成り立っています。

ダンスをマスターするにあたって、リズムに合わせて踊る事は比較的マスターし易いのですが、強弱を付ける事が疎かになってしまうと、表現力が感じられなくなってしまいます。

そこで!
自分も取り入れている、日常生活でも出来るリズムトレーニングを紹介します。

★歩く時に「リズム」を感じる!★
①まずは、リズムをキープする!注意点は同じ間隔(長さ)をキープする事です。
②次に、4拍子を感じます。心の中で「いち、に、さん、し」とか「ワン、ツー、スリー、フォー」と数えて下さい!
③オンビートでアクセントをつけてみます。
④オフビートでアクセントをつけてみます。

更に、①②③を同時に意識します。スムーズに歩けていればオンビートの基本はマスターです。
同じ様に①②④を同時に意識します。オフビートの練習ですね。
ノリ良く歩いてる事が感じられたら、GOODです。

毎日登下校の時に意識しました!自転車に乗ってる時にも出来ますよ!

★字を書く時に「アクセント」を感じる!★
学校ではたくさんの字を書いてる事と思います。
•とめ
•払い
•はね
など、習字の様に集中して行います。
心の中で、リズムを感じてアクセントを付けて書く意識を持ちます。
強くしたり、弱くしたり、いろんなリズムを感じるとリズム感も良くなるし、字もうまくなりますよ!

小学生の頃から意識してやっていますが、勉強が楽しくなりました!

「この世の全てはリズムで出来ている!」と言っても大げさではないのかもしれません。
生活のリズム、、、勉強のリズム、、、コミュニケーションにもリズム、、、
是非皆さんも「リズム」を楽しんで、大好きなチアをマスターして下さいね!