OSHIETE CHEER-教えてチア-
ジュニア・チアダンス検定とチアらんどのコラボ企画、第二弾「規定ルーティンのポイント」です☆
今回は合格に近づく規定ルーティンに含まれるテクニックのポイントを紹介していきます。
チア検定を受験する方もしない方も、チアダンスの基本の踊り方や、テクニックのポイントと上達のコツを確認しましょう。
※第一弾『基礎動作のポイント』はこちらから
→【チアテク】ジュニア・チアダンス検定特集①基礎動作のポイント
●今回は規定ルーティーンについてご説明します。
チアダンス検定は、「チアダンスの基礎」を何よりも大切なポイントとして見ています。
個人のスキルを検定ではありますが、その先にチームで合わせることにもつながりますので、ぜひチームの皆様で一緒に取り組んでください。
・基本的な体の使い方は正しくできていますか?
体は常に引き上げてください。
足を動かす時は、つま先から動かします。
重心の位置、意識できていますか?
さらに重心移動は素早くできるようにしましょう。
・アームモーションは正しく出せていますか?
「基礎動作」としてもチェックしていますが、規定ルーティンにおいてはダンスの流れの中で正しいポジションが取れることが大切です。
合わせて、シャープに力強く出したことにより、体などほかの部分が動かないよう気を付けてください。
・「終わり」も大切です
テクニックのみならず、1つの動きをしっかり終わらせてから次の動きへつなげていきましょう。
例えば、ラインダンスでも、キックの後はしっかり足を戻してから次のキックです。
戻しきれないとだんだん前に出てしまいますね。
全体を通して、クリーンなダンスを目指していきましょう。
・ダイナミックさ
特に級が上がってくると、「ダイナミックさ」も必要です。
一歩出たときのスタンスが広いこと、アームモーションが肩甲骨から大きく動かせていることなど、意識しながら練習してみてください。
●ここからは規定ルーティーンに含まれる3つのテクニックをご紹介します。
① シェネターン
シェネは「チェーン・鎖(くさり)」という意味です。チェーンのように連なる回転です。
ポイント1:足のポジションを確認しよう
お尻を締めて、足の付け根からターンアウトします。かかとが内側、膝が外側を向くように作りましょう。ターンアウトで高いルルべとピンと伸びた膝がポイントです。
ポイント2: 一直線上を進もう
シェネの言葉の意味の通り、回転が連なるようにするために一直線上を進みます。
コツ:追いかける腕を意識
腕と足は常に同時に動かします。追いかける腕をキュッと集めるとコンパクトに軸の取れた回転になります。
② ピケターン
ピケは「突き刺す」という意味です。軸足を床に突き刺すイメージで回転します。
ポイント1:姿勢を確認しよう
ピケターンはターンアウトした軸足の後ろにアウトパッセで回転します。
姿勢を保つために、軸足の脇を引き上げます。
ポイント2:パッセの下ろし方
パッセは軸足の後ろ(5番ポジション)に下ろします。両足ルルべを通過してプレパレーションに戻ると美しいピケターンができます。
コツ:プレパレーションを確認しよう
こんな風に軸足に乗っていませんか?軸足が曲がっていると、一気に重心を移動することができず、軸が取りにくくなってしまいます。プレパレーションのプリエをしっかり踏むことで改善できます。
また、シェネターンもピケターンも回転テクニックなので、「スポット」が重要です。スポットをきることで、進行方向を見ている時間が長くなり軸をとりやすくなりますよ。
③ リープジャンプ
リープは片足で踏み込み、空中で開脚姿勢をとり、もう片方の足で着地するジャンプです。
ポイント1:シャッセを確認しよう
ジャンプの準備に「シャッセ」という動きがあります。「追いかける」という意味です。
この「シャッセ」を正しく行うことでジャンプの質が変わります。
注意点は2つ。「足の運び」と「真上に跳ぶ」です。
「足の運び」は後足が前足を追いかけて足を集めます。この時、足裏で床をしっかりと押すようにしましょう。
集めた足の「真上に跳び」ジャンプの準備をします。
ポイント2:空中の姿勢を確認しよう
最終的な姿勢は180度のスプリットを目指します。踏み込んだ足の真上に跳び、前後に足が引っ張られるようなイメージで開脚すると、姿勢を保ちやすいですよ。
コツ:踏み込みと踏み切りを丁寧にしよう
ジャンプを高く跳ぶには、踏み込みと踏み切りが大切です。開脚に意識が向きやすいですが、空中姿勢をとるためにはジャンプの高さが必要です。
右足が前のリープジャンプの場合
左足でしっかり床を踏み込み、足裏全体で踏み切ります。この時つま先まで床を押す意識すると高いジャンプにつながります。
以上、3つのテクニックのポイントとコツをご紹介しました。
動画でもう一度おさらいしましょう。
第一弾、第二弾とテクニックについて触れてきましたが、
チアリーダーになくてはならない、「笑顔」を忘れずに練習に取り組んでくださいね!
それも、チアリーダーにとって大切な「表現力」です。
皆さんが良いパフォーマンスを出せるように応援しています☆
※取り組む前に・・
練習環境を整えて安全に気を付けて行いましょう。自分のレベルに合った内容を取り組みましょう。
テクニックの方法は団体によって異なる場合があります。担当の先生やコーチの指導に合わせて行いましょう。