OSHIETE CHEER-教えてチア-
みなさんこんにチア☆
スポーツの秋!ということで、
チアリーダーのみなさんも大活躍されていることと思います。
本日のチアテク紹介は「スタンツ」を紹介します。
ただし、スタンツは大変危険なテクニックなので、
チアスクール内で先生の監督のもと行ってください。
レッスンでやった内容を整理するために活用してください。
■ポジションの名称と役割
まずは、各ポジションの名前と役割です。
★トップ
上に乗る人です。
★ベース
下で支える人です。
★スポット
後からトップを支えます。
また全体を見て、指示を出します。
「私はトップだからベースのことはわからない…」
なんてことがないように、
注意点やポイントはどのポジションでも
理解するようにしましょう。
■準備
★先生の指示のもとで
必ず先生の指示のもとで練習を始めるようにしましょう。
★環境の整備
周りに危険なものがないのか確認をします。
何基か同時に練習する場合、
お互いの間隔にも気をつけましょう。
スタンツに関わらないメンバーで
全体を見たり、何かあった時に支えるメンバーも
配置するようにしましょう。
★装飾品を外すこと
アクセサリーや時計などは外しましょう。
自分だけでなく仲間にもけがをさせてしまう可能性があります。
★スタンツを理解すること
今から何をするのか、
「全員が」理解してから始めましょう。
1人でもわからないではじめてしまうと危険です。
★誰が指示を出すのか決めること
スポットが全体を見て合図を出しましょう。
みんなのタイミングを1つにするためには、
この時にハキハキと声をかけます。
ただし、うまくいかなくて危険だと思った場合には、
「下ります」という指示を出します。
安全に下りられるよう、切り替えましょう。
★集中すること
全員が心の準備をし、スタンツに集中します。
■ダブルベース
それでは実際にやっていきます。
ベース2人が腰の高さでトップを支えるダブルベースを紹介します。
ももの上に乗るので、「サイスタンド」という言い方もあります。
①ベースの準備
ランジの形を作ります。
内側の膝を曲げ、外側はしっかり伸ばしてロックしましょう。
体は正面を向け、少々押されても倒れないくらい、
お腹に力を入れで体を固めます。
②トップが足をかける
ベースの足の付け根の部分に足をかけます。
また、手は肩に置きましょう。
スポットはなるべくベースに近づき、腰を支えます。
ウエストではなく、骨盤を支えるようにしましょう。
指だけでつかんでいると力が入らないため、
手のひら全体で包み込むように支えます。
③合図をしてトップが上がる
大きな声で合図をしてトップが上がります。
トップは肩を真下に押すように自分の手の力も使い、
先に足を乗せた方の膝を素早くロックします。
上に立ったら、体を引き上げた状態を保ちます。
スポットは、合図をだし、
トップの腰を持ち上げます。
トップが乗っている間は、目も手も離してはいけません。
ベースは内側の手でトップの膝を支え、
外側の手はつま先を持ちます。
④下りる
スタンツに上がると、必ず下りなくてはならないので、
スタンツを上げる前に、どのように下りるのか、
合図やカウントはどうするのか、決めたうえで始めます。
ベースが外側の手を離し、トップと手をつなぎます。
スポットの合図によりトップが下りますが、
その際ベースの内側の手はトップの脇に手を添えます。
着地するまでベースもスポットもしっかりとトップの体を支えます。
トップは着地する瞬間まで、体を引き上げ続けます。
体が倒れないようまっすぐ下りてきましょう。
■バリエーション
腰の高さでもトップのポーズにより、
バリエーションをもつことができます。
シングルベース(ベースが一人のもの)を紹介します。
★スコーピオン
★I字バランス
安全に完成度の高いスタンツにするためには、
体作りも非常に大切です。
腹筋・背筋や足の筋力トレーニングにも
合わせて取り組むようにしましょう!
最初にもお話した通り、スタンツは危険なテクニックです。
必ずチアスクールでの先生の指示のもとで実施してください。
※本記事はスクール生の自主練習を促すものではなく、
スタンツに関する知識を深めるためにご活用ください。
事故などの責任につきましては、
一切の責任を負いかねますので、
必ずチアスクール管理者の指示に従いますよう
よろしくお願いいたします。