OSHIETE CHEER-教えてチア-
2回にわたって準備編を紹介してきました。
いよいよ実際にトータッチジャンプをしてみましょう。
①前回練習したストレートジャンプと同じように、
アームの遠心力を使い、タイミングよく体を引き上げ飛び出します。
☆ポイント
・最初にしっかりと体を引き上げて準備します。
・膝を曲げた時も体は前に倒さず、引き上げたままです。
視線も下がらないように気をつけましょう。
・つま先がポイントになるまで、しっかり床を蹴ってジャンプしましょう。
・飛び出すまでは足を開くことは考えません。
②しっかりとジャンプできてから開脚します。
タックジャンプの時の腹筋に力を入れたタイミングを思い出してくださいね。
☆ポイント
・繰り返しますが、「飛ぶ」→「足を開く」と2段階になるようにしましょう。
・体を引き上げたまま、なるべく前に倒さないこと。
・手でつま先を触りにいくのではなく、Tモーションの位置でアームをキープしているところに、足を近づけます。
スナップアップで練習した足の動きを思い出してください。
・足の向きは、膝が上を向くようにします。(サイドキックと同じ向きです。)
③素早く足を閉じ、軽く膝を曲げ、着地します。
☆ポイント
・着地時が一番怪我のリスクが高いです。必ず足の裏で着地するようにしましょう。
・着地の時も体は引き上げたまま、前に倒さないように気をつけてください。
・手の位置は、ももの側面になるようにします。
初めは2人組で腰を支えてもらうなど、練習をしてもいいかもしれませんね。
ぜひ、たくさん練習してかっこいいトータッチジャンプができるようになってください☆
最後に、ジャンプをもう2種類紹介しましょう。
■フロントハードルジャンプ
ハードルを飛ぶような空中姿勢になるジャンプです。
まずは床に座って空中姿勢の確認をしましょう。
この時に一方の足はフロントキックの位置、もう一方は膝を曲げます。
曲げている足はなるべく後ろに引き上げ、ももが床と水平になるようにします。
膝は90°程度に曲げ、下ではなく横を向きます。
それでは飛んでみましょう。
①トータッチジャンプと同じく、腕の遠心力を使ってジャンプします。
②しっかりとジャンプしたら、両手を肩の高さでTモーションから体の前方に持っていきます。
③空中姿勢は最初に確認したとおりです。
後ろの足は、膝を曲げるというイメージよりも、おしりの力を使って膝をおしりの高さまで引き上げることを意識するときれいな形になりやすいです。
④足を素早く戻し、足を揃えて着地します。
上半身もしっかりと引き上げ、前に倒れないように気をつけましょう。
■サイドハードルジャンプ
名前は「ハードル」とつきますが、ジャンプの仕方はトータッチジャンプに近いです。
まず、床で空中姿勢の確認をしましょう。
空中姿勢は、一方の足をトータッチジャンプの位置に上げ、もう一方の足は膝を曲げます。
フロントハードルと同じように、曲げている足は床に水平で、膝は前を向きます。
①トータッチジャンプと同じく、腕の遠心力を使ってジャンプします。
②しっかりとジャンプしたら、手はTモーションの位置にキープし、足を上げます。
曲げている方の足もサイドにしっかりと開き、膝・つま先がおしりの高さになるようにしましょう。
③足を素早く戻し、足を揃えて着地します。
上半身もしっかりと引き上げ、前に倒れないように気をつけます。
いかがでしょうか。
高くかっこいいジャンプをするためには、アームの遠心力を使って、体が引き上げてジャンプができることと、素早く足を動かせることが大切です。
ジャンプをたくさん練習してもうまくいかない場合は、もう一度準備編に戻って確認してみてくださいね!