OSHIETE CHEER-教えてチア-
前回に引き続きもう少しだけ、キックがうまくいかない子のために原因を探し、
上手になるポイントを考えてみましょう。
自分では出来ていると思っても、細かい部分を感じながら繰り返し練習することで、より綺麗なフロントキックを身に付けてくださいね。
①キックをした時、背中が曲がっています。
[原因と対策]
キックのときに、足を上げることに一生懸命になっていないでしょうか。
まずは体の軸を強く保つことを意識すると、より高くシャープなキックをできるようになります。
キックする瞬間に、もう一度腹筋・背筋に力を入れ、体を引き上げましょう。
視線を上げることで、姿勢も伸びやすくなります。
また、自分の柔軟性の限界よりも高く上げようとしている可能性があります。
一旦目標を低くして、体がまっすぐのままあげられる位置を探すとともに、
特に股関節前(腸腰筋)を伸ばすストレッチを実施してください。
②キックをした時、ひざが曲がっています
[原因と対策]
ももの裏(ハムストリングス)に柔軟性が足りない可能性があります。
レッスン以外でもお風呂上りなどに柔軟運動を取り入れてみてください。
柔軟性は十分なのに…という子は、ひざから足をあげようとしているかもしれません。
前にも書いたように、足を上げ自分に引き寄せる感覚ではなく、つま先を遠くに投げるイメージでキックします。
チアテク紹介でも紹介した「タンジュ」を、ひざを曲げずに足を前に出せるよう練習してみましょう。
③キックの後に足が前についてしまう
[原因と対策]
キックするときに体重が前に移動していないでしょうか。
軸足のかかとが浮いてしまっている場合も多いようです。
キックをした時に頭・肩・腰が軸足の上に載っているように気を付けてください。
また、足を下すときに重力に従って落ちるのを待つのではなく、自分の力で下ろすようにしましょう。
内ももを意識して閉じるようにすると、しっかりと足を閉じることができます。
基礎を大切に、今年も頑張っていきましょう!!