『夏チア2017』審査員からのメッセージ第2回は、
チアリーディング部門の「森あかね（もりあかね）」先生です。
今回も先生からは、チアに向けた熱い思いと、
具体的なトレーニングについての解説をいただきました。
★森先生のプロフィール
・東京女子体育大学BEANSに参加。
・卒業後、チアリーディングインストラクターとして活動。チアリーディングを生涯スポーツとして確立することを目的に、幅広い年齢層のチアリーダーの育成に取り組む。
・指導以外にもUSAUSA-Jインストラクターを経てスポーツのハーフタイムショーのプロデュースや振り付けなど幅広く活動。
・現在は、ASC CHEERS主催、湘南辻堂Jr.CHEERLESDINGTEAM FAIRIES POP It’s cheerleading school GLANITIT他、園児からシニアチアリーダーまで幅広くコーチングを行う。
★『夏チア2017』大会のジャッジ、よろしくお願いいたします。
まずは、広くチアリーディングに携わる森先生の「チアとの出会いと思い」を聞かせてください。
私が最初に出逢ったのは、競技スポーツとしてのチアリーディングでした。
その中でも、「本場のアメリカチームの演技」に出逢った衝撃はとても強烈でした。
今でも鮮明な記憶として、忘れることができません。
身体の大きな男性が可愛らしい女の子を軽々と持ち上げ、
アクロバティックな技が、息をもつかせぬ勢いで繰り広げられる様子を目の当りにして、
「キラキラした笑顔で観客を魅了する。そんなチアリーダーに私もなりたい！」
という思いを強く持ったことを覚えています。
指導者の立場になってからは、大学時代に学んだ生涯スポーツの知識を生かし、
チアリーディングでの事故や怪我を防ぎ、永く愛し永く携わっていける環境を整え、
人材を育てることが、私の大きな目標となりました。
指導の理念は「基礎を大切に」です。
基礎トレーニングは怪我の予防にも、とても大切です。
私は、練習時間の中で6割を必ず占めるように指導しています。
モットーは『好きこそものの上手なれ』
この信念で、これからもずっとチアの魅力を伝え続けていきます☆
★森先生のチアに対する、熱い思いが伝わりました。
★ここで、森先生にトレーニングに関する質問が届いていますのでご紹介します。
「腕の力がなかなか強くなりません。家でできるトレーニングを教えてください。」
★森先生、腕の力をつけるためには、どのようなトレーニングが効果的でしょうか？
チアリーディングでは、体を支えるための腕の力は大切ですね。
腕の力をつけるためには、一番に倒立（逆立ち）を行うことをお勧めします。
まずは30秒→1分→2分→3分と延ばしてみましょう。
家でも壁を使えば、いつでもトレーニングできますね。
「夏チア」は2分以内の演技ですから、2分出来ることを夏までの目標にしたらいかがでしょうか。
毎日チャレンジして良い内容です。
もしも倒立に適した壁やスペースがない場合は、4足歩行や手押し車歩行も有効です。
歩行が難しかったら腕立て伏せの姿勢でキープすることも効果があります。
こちらも、30秒→1分→2分と延ばしていきましょう。
ご自分の今の力の状態から、少しずつでも必ず時間を延ばして、
2分の目標をクリアしてみてください。
★続けることと、時間を延ばすことで効果がしっかり出てくるのですね。
是非、このトレーニングを試してみてください。
★最後に、夏チアに向けて頑張っているチアリーダーへの応援メッセージをお願いします。
チアリーダーの皆さんこんにちは。夏チアに向けた準備は順調ですか？
私は、夏チアの『基本を大切に！』のモットーにとても共感しています。
それは「ワークショップ」「大会」「クリニック」の一連のプログラムにも生かされていて、
丁寧に最後までチアリーダーの成長を考えていることに、大変魅力を感じています。
昨年の大会では「セーフティ」を任せていただき、知識・経験を積むことができました。
そして、全チーム・全出場選手の真摯でパワフルな演技を真正面から受け止められたことが、
私にとって、とても豊かで深い体験となりました。
「味の素スタジアム」のフィールドに立ち、演技をする経験はなかなかできないことです。
鮮やかな緑の芝生の広々としたスタジアムで、全ての力を出し切る爽快感や達成感はかけがえのないものです。
是非、会場のすべての人たちに、皆さんの情熱と熱意を残さず届けてください！
皆さんにお会いすることを楽しみに待っています！
★森先生、どうもありがとうございました。
『夏チア2017』まであと43日。
皆さん、元気に大会当日を迎えましょう。
明日は北沢絵梨先生からのメッセージです。
お楽しみに☆
TOKYOスポーツチャレンジ実行委員会
夏チアCUP運営事務局