CHEER COLUMN-応援コラム-
みなさんこんにちは。
今回の記事は「フロアテクニック」を紹介する、第6弾となります。
フロアテクニックもたくさんの種類がある事を知って頂ければ嬉しいです。
膝や手を地面に付きながら行うテクニックですので、
各部位のストレッチを十分に行ってから練習してください。
それでは解説スタートです。
上の写真が今回紹介する「レクチャー2」の一連の動作です。
左上の数字は、行程を表しています。
※今回は右手・右膝を地面につく、左回転の流れをご紹介します。
このフロアテクニックはチアの振付で多く使用されているのを目にします。
他には、JAZZ・コンテンポラリー・Breakin`などでも多用されています。
技への入り方のバリエーションは様々ですが、
基本は「立っている状態から、右手足・お尻・左手足と順番に付き、転がる」
という流れになります。
それぞれのポジションを詳しく説明していきます。
◆ポジション1
•体幹を整える。
•拇指級に体重を乗せる
次の動作で、前に倒れるような動きになるので
拇指級(つま先側)に体重をかけるようにしましょう。
◆ポジション2
•右手を付き、体を支える。
•右膝の外側を地面に付く
※回転のポイント
膝だけをひねるのではなく、体ごと回転させるようにしましょう。
お腹の向きが左側を向くように意識すると、回転しやすいです。
※足のどこで着地するのか?⇒右膝の外側とは?
臑の中心部から膝までのちょうど真ん中辺りを触ってみて下さい。
そこから、足の外側へ触っている位置を移動させると、
太い筋肉群があるのが分かると思います。
その部位が着地ポイントです。
ちなみに、着地ポイントより少し上に丸い骨があります。
これをぶつけない様に、それより下で着地する事が大切です。
◆ポジション3
•お尻をつく
•両手をつき、体を支える
→肘は伸ばしきらず、程よく曲げましょう
•膝を適度に曲げ、開脚は広く
•足先は、振付の指示に従って下さい。
→チアの場合はポイントの指示が多いと思いますので、ポイントで練習しておくと良いでしょう。
アクロバットではフレックスをおススメしています。
お尻・両手の3点で体を支えます。
また、腹筋を使い両足を体側に引き寄せる意識もしていきましょう。
回転中、膝を曲げる事をおススメしていますが、
振付によっては膝を伸ばす指示が出る事もあるでしょう。
慣れたら、足を伸ばしてチャレンジしておくと良いでしょう。
◆ポジション4
•左膝の外側で地面を押し込み、お尻をあげる
→先ほど説明した着地ポイントと一緒です。
•左手で地面を押し、上体を前へ
•右足を前に踏み込む
今回の着地姿勢です。
☆まとめ☆
各ポジションで体の「どこ」をつくのか何度も確認をしてください。
例えば、膝は膝でも、正面・内側・外側とつく場所によって
スムーズにつなげるかどうかが、変わってきます。
慣れないうちは各ポジションを取ることが難しく、
膝を地面に強く打ち付けてしまう事も有り得ます。
まずは、柔らかいマットなどでポジションを覚え込む所からスタートしてみて下さい。
何度も練習しているうちに、必用な筋力・体の使い方を見つけられるはずです。
次週は、「レクチャー2」の動作の軌道について紹介します。
お楽しみに!