CHEER COLUMN-応援コラム-
『蚕』
読めたかな?
『かいこ』と読みます。
皆さんは蚕を飼ったことはありますか?
一見、ただの白い毛虫のようですが、成長の過程がとても面白い昆虫なのです。
私が子どもの頃は、小学校から家までの間にとても大きな
『くわばたけ』があり、蚕のえさとしてくわの葉を
帽子いっぱいに摘んで帰ったものです。。懐かしい。
最初は、くわの葉っぱをものすごく食べるのです。
そして、面白いくらい順調に毎日数ミリずつ大きくなります。
大きくなると、白い糸で『繭(まゆ)』と言うお家を作り始めます。
イメージはウズラの卵のような大きさです。
蚕が繭を作りやすい環境を作るために、囲いなどを作ります。
蚕はこの白い糸、『絹』を生みだすとても貴重な昆虫なのです。
作り出すのでは無く、生みだすのです。同じ物は1つもないのですね。
今回は、日本橋三越で『日本の絹の歴史を紡ぐ「宝絹」展』にて
繭を作った後の行程の展示がありましたので、ご紹介したいと思います。
繭から採れる絹はこのような機械により1本の絹糸として生産されていきます。
10コの繭それぞれから、ほそーーーい絹をとりだし、それをこの機械で
重ねて1本の糸が作られるそうです!
10本が重なった1本の絹糸を巻いていきます。
時に、黄色い絹を生みだす蚕もいるそうです。
色をつけたのでは無く、突然変異で最初から色の付いた蚕がいるのですって。
変わり者ですが、こちらも貴重とされているそうです(^o^)/
今回展示されていた蚕たちはとても良質な絹を生みだすそうです。
最近では、国産の繭・生糸の生産量がとても少なくなり、
消滅してしまう可能性が危惧されているそうです。
蚕の食卓!?くわばたけも見かけなくなっていますが、
どの種類の蚕も大切にしたいですね。
この絹から作られた織物は心を豊かにしてくれる良質な商品に
生まれ変わります。
唯一無二(ゆいいつむに)の絹。
私にとっての、この世で唯一無二の存在はチアリーダーの皆さんです。
沢山の人たちの心を豊かにするcheerleadingを沢山生みだしてきましょうね☆