CHEER COLUMN-応援コラム-
チアリーダーのみなさん、こんにちは!!
週末の『ジャムフェス・ジャパン2014 in東京』が終わりましたね。
今週の神戸もあの感動を味わえると思うと、かなりうらやましいです(^_^;)
アメリカ最大級のチア・ダンスイベントの日本での開催ということで、
会場のアメリカのチア文化や雰囲気、また様々な出場チームの演技を楽しみにしていました♪
そんな環境を体験し雰囲気を肌で感じることができて、私も最高に楽しい時間でした☆
さて私は、文化や歴史から学ぶということで、
今回は東京・芝公園にある『増上寺』に行ってきました!
入口の『三解脱門』
三解脱門とは、三つの煩悩「むさぼり、いかり、おろかさ」を解脱する門だそうです。
三解脱門の隣には『今月のことば』が書かれていました。
ことばの意味を噛みしめます。
中に入ると、東京タワーをバックにとても広々とした境内です☆
境内では猿まわしの芸もやっていて、
観ている人たちからたくさんの拍手をもらっていました!
こちらがお寺の『大殿』
観光でしょうか?外国の人たちもたくさん訪れていました。
たくさんのお地蔵さんが並んでいます。
ここのお地蔵さんは水子の供養だけでなく、「元気に生まれた赤ちゃんの健やかな成長を願う」お地蔵さんも多くいるそうです。
さて、『増上寺』は仏教の浄土宗の大本山ですが、
毎年たくさんの方が初詣の参拝に訪れ、また江戸幕府を開いた徳川将軍家の菩提寺(先祖代々のお墓のあるお寺)としても有名なお寺です!!
来年が徳川家康公の没後400年ということです!
徳川家康といえば、江戸幕府を開いた戦国時代〜安土桃山時代の大名ですね。
ちょうど今年のNHK大河ドラマ『軍師官兵衛』の主人公、黒田官兵衛と同時代を生きた人です。
先程紹介した大殿のお隣には『安国殿』
安国殿の中には『黒本尊』という仏様がいます。
黒本尊は、徳川家康が名づけ親ということで、出陣する際に「戦勝の祈願」をしていったといわれています。
それ以降、「勝運」「厄除け」「諸願成就」として多くの人々の信仰を集めているそうです。
江戸時代の天下泰平300年を築いた、徳川将軍家系図
そしての日は、徳川将軍家の霊廟特別拝観が行われていました。
せっかくなので私も入ってみました!
ここには、6人の将軍やその夫人の方々が眠っています。
お墓は、戦争や災害など様々な状況を乗り越えて、今ここにあるそうです。
ガイドの方がいらっしゃって色々と教えてくれたので、とても勉強になりました。
霊廟の門
重厚な門の両脇には、立派な登り龍・降り龍の彫刻が施されて、とても大切な場所であることが分かります。
そして、この増上寺を徳川将軍家の菩提寺としたのが『徳川家康』です。
その徳川家康の歴史から学ぶこともたくさんあります。
『織田がつき羽柴がこねし天下餅 すわりしままに食うは徳川』という、戦国時代の状況を表した有名な言葉があります。
この言葉だけを捉えると、徳川家康が一番いいところだけを持っていった印象を受けますが、
そこに至るまでの徳川家康の『前半生』にこそ、天下統一へ向けての大切な経験が詰まっていたと私は思っています。
徳川家康は、織田家と今川家という強国に挟まる『三河の国(現在の愛知県)』に生まれ、
小国であったが故に、小さい頃から今川家・織田家の人質となったり、早くに家族を失ったり、多くの苦難がありました。
そして、成人してからも武田家など周りの強国に攻め込まれ、
いたしかたなく東へと拠点を移して体制を立て直すなど、戦乱の世に翻弄されてきました。
大国に追従しながら粘り強く状況を見極め、生き残りをかけたというのが、徳川家康の人生のほとんどです。
しかしそんな状況の中でも、
徳川家康は、熱心に過去の歴史(良いことも悪いことも)から教訓を学び続け、謙虚に周りの良いところを取り入れていったといわれています。
そして、その時々でベストな判断・行動を、ベストなタイミングでしてきました。
そして、ようやく晩年なって、学校の歴史の勉強でもご存じのとおり、
『関ヶ原の戦い』、『大阪冬の陣・夏の陣』を経て、
その後江戸に幕府を開き、天下泰平300年の礎をきずいて本当の意味での天下統一を果たしました。
人それぞれにタイプや置かれた状況が違うため、一概に正解となる行動はありませんが、
チアリーダーの皆さんも、
チアの文化や歴史、他のチームのパフォーマンスや、チアスクールでのお友達の練習の取り組み方などを注意深く見てみてください。
自分に取り入れられること良いことが、たくさん見つかるかもしれません!
そして、お互いにそれぞれの良いところをを吸収しながら、皆で成長してきたいですね♪
最後に、むかし観にいったときの『大阪城』の写真。
徳川家康が最後に戦った、豊臣家のお城です。
城の周りの大きなお堀と、立派な天守閣が印象的でした☆