CHEER COLUMN-応援コラム-
一気に冷え込み、本格的な冬が到来した印象です。
しっかりウォーミングアップして、怪我をしないように練習して下さいね。
練習後の汗のケアまで意識して、
うがい・手洗いなど簡単に出来る事を大切にしましょう。
さて今回は、「肩甲骨」の応用です!
アクロバットでは欠かせない「倒立」を用いて
「肩甲骨」の使い方をマスターしていきましょう!
肩甲骨の動かし方の基本のおさらいもしておくとより良い練習が出来るでしょう。
チア・アクロバットに活きるトレーニング 〜肩甲骨①〜
チア・アクロバットに活きるトレーニング 〜肩甲骨②〜
それでは解説スタートです。
まず正しい倒立の全体像を見てみましょう。
しっかり肩甲骨が拳上しています。
体幹も整い、下半身も締めている事が確認出来ますね。
☆ポイント☆
・指先に体重をかける
・手と手の幅は肩幅程度、広く取りすぎないように!
・目線は手と手の間、上目遣いで見るように!
・足先ポイントまで意識し、上方へ引き上げる
こちらは間違った姿勢の全体像です。
肩甲骨は下制されています。
そのため胸が開き、体幹は崩れ、軸が真っすぐ取れていません。
★失敗でよく見られる傾向★
・手と手の幅が広い
・指先ではなく掌底(手首に近い)に体重が乗っている
・地面を上目遣いでなく、顎を上げて見てしまう
・体幹部の力が抜け、腰がそってしまう
正しいポジションを取れない事で、
腰や肩など負担がかかり怪我の元になる可能性があります。
当然の事ですが、倒立は「逆さまになっている」ので、
自分のポジションが分かりにくくなります。
一番の方法は、先生に見てもらい、ポイントを指摘してもらう事です。
自分自身で練習する時は「、
手の置き方」「目線」「肩甲骨」「体幹部」「おしり」「足先」と、
地面に近い所から確認して行くと、分かり易いと思います。
肩甲骨の使い方を、立っている状態で確認する事も、上達の近道になります。
《正しい姿勢》
体を締め、体幹を整えた状態で両手を情報へ上げましょう。
肩甲骨をしっかり拳上する事で、肘が伸び易くなります。
《間違った姿勢》
肩甲骨が下に落ちると、多少胸が反る状態になります。
肘も伸ばしにくく、腕を耳へ近づけるのが難しく感じるはずです。
この違いを感じたら、
正しい姿勢を体が瞬時に反応出来るまで、反復練習します。
体幹部が「まっすぐ」であることを常に意識して下さい。
今回は「倒立の基礎」と言う視点から解説しましたが、
テクニックの種類によっては挙上する事が正しいとは限りません。
例えば、アームモーション「タッチダウン」は、
肩甲骨を下制した状態が正しいポジションとなります。
肩甲骨の稼働は、テクニックのクオリティに関わっている重要なポイントである事を、
是非知ってもらいたいと思います。
肩こりをお持ちのお父さん・お母さんも、肩甲骨を動かし血液を流してあげる事で、
楽になる事がありますので、是非試してみて下さい。