チアらんど

チアリーダーのためのポータルサイト
チアで学ぶ、チアでつながる、想像を超える楽しい世界へ
応援コラム
トップ > ディレクター日記 > 【チアっ子必見トレーニング】バランストレーニング〜その1

CHEER COLUMN-応援コラム-

【チアっ子必見トレーニング】バランストレーニング〜その1
2014.01.24

チアリーダーのみなさん、お元気ですか?
僕は、お正月気分も抜け、毎年1~2月に掛けてカラダ作りをしている期間です。
今年一年を、走り続けられる様に工夫を凝らしたトレーニングを行っていますが、何より大切な『バランス感覚』は必ずこの時期に重点的に鍛えています。

今日から、近年話題となっている『スタピライゼーション』というトレーニング方法をご紹介します。
チアのテクニックに通じる内容を、分かり易く説明して行きますので、是非取り入れてみて下さいね。

さて、『スタピライゼーション』とは『固定・安定』といった意味です。
体幹を維持する為のトレーニングで、
『動かしながら行うもの』『止まって行うもの』の二種類のトレーニング方法が有ります。

まずは、『止まって行うもの』の難易度の低いトレーニングをご紹介です。
難易度は低いとも、その効果は抜群です!みるみるバランス力が向上します。

まずは基本姿勢です。

チア-トレーニング-スタピライゼーション-01

膝、手を地面に置き、それぞれ、肩幅程度に開きます。
頭から、おしりの先までを一直線にする様にして下さい。
肩、骨盤の所に支点が作れる様に、前後の体重調整を行って下さい。
足の先は、フレックスにするものが一般的ですが、チアのテクニックはポイントがほとんどを締めるので、ポイントにしましょう。

この姿勢で、腹筋の力の入り方を確認しておきましょう。
全体にバランス良く力が入っているとGOODです。

基本姿勢を、下から見たイメージも持ってみましょう。

チア-トレーニング-スタピライゼーション-02

膝、手の位置が、四角形を描いています。
当然、姿勢は直線です。

チア-トレーニング-スタピライゼーション-03

よく見られる悪い例です。
注意点は三つです。
•首が上がる
•胴体を反ってしまう
•体重が足の方に掛かる

正しい位置からスタートしなければ、トレーニング効果が落ちてしまいます。
この姿勢を正しく取る事も、トレーニングに含まれますので、丁寧に基本姿勢を確認しましょう。

さあ、ここからいよいよトレーニングです。

チア-トレーニング-スタピライゼーション-04

横から見たトレーニングポジション(フィニッシュポジション)です。
ダイアグナルとは『斜め』と言う意味です。
と言う事は、、、基本姿勢から、右手と左足をあげます。

当然、基本姿勢はぶれない事が重要です。
右手=アームモーション、パンチアップ
左足=ピルエットの軸足
のイメージで伸ばすと良いでしょう。

指先まで、意識を持ちましょう。
手=伸ばす、もしくはフィストを作る。
足=ポイント

チア-トレーニング-スタピライゼーション-05

頭方面から見ると、奇麗な四角形が描けているのが分かります。
つまり、基本姿勢を保った状態です。

チア-トレーニング-スタピライゼーション-06

下から見ても、やはり基本姿勢が保たれている事が重要なポイントです。

さてここで、重要な解説をお伝えします。
先ほど基本姿勢の際に、腹筋の力の入り方を確認しましたが、トレーニングポジションでは腹筋の力の入り方が変わっているはずです。
斜めに腹筋が引っ張られる感覚があれば、良いトレーニングになっています。

この腹筋の使い方は、
•アームモーション、ダイアグナル
•アームモーション、パンチアップ
などとほぼ同じです。
その他、キックにも使い方が似ています。
『左右対称ではないもの』の動きには、『腹斜筋』を多く使いますので、このトレーニングはバランス向上のみでなく『アームモーションのシャープさ』へも、繋がっていきます。

最後に、悪い例を見てみましょう。

チア-トレーニング-スタピライゼーション-07

こちらも、よく見られるポジションです。
『反っている』事と、『手、足の出し方』が間違っているため、弱々しいポージングに見えてしまいます。
この様なポジションでは、腰も痛めてしまいますので、正しいポジションを見直しましょう。

《トレーニング方法》
今日は、右手左足の写真のみですが、もちろん反対も同じ様に行って下さい。
僕のクラスでは、レッスン時間を考慮して、1セット15秒程度の静止で実施していますが、20~30秒の静止を2~4セット行うと効果は抜群でしょう。

比較的、安全なトレーニングなので、毎日行っても大丈夫です。

来週も引き続き、バランストレーニングをご紹介して行きます。
お楽しみに!