OSHIETE CHEER-教えてチア-
みなさん、こんにちは!
前回までの内容は身についていますか??
フロントキックでキックの基礎を学んだので、
今度は足を挙げる向きを変え、サイドキックに挑戦しましょう。
サイドキックと言えば、「横」に足を上げるのですが、
最初は足を上げる位置や、足の向きがうまくいかない子も多いので、
そこから確認をしていきましょう。
★Y字バランス★
手で足を支え、足を体の横に上げます。
真横ではなく体より少し前になります。
股関節の柔軟性によってサイドに開ける角度が違います。
自分の一番開ける角度を確認してくださいね。
★ひざの向き
ひざが上(または自分の方)を向いているか確認してください。
※NG
ひざが前から見えていると、高く上げることもできませんし、
股関節を痛めてしまうおそれがあります。
★姿勢をキープ
姿勢を正しておしりが下を向くようにします。
足・おしり・頭が一直線にある状態をキープし、
そのうえで、おしりを内側にしめる力を入れましょう。
★軸足を伸ばす
軸足でしっかりと床を押して立ちましょう。
軸足の強さもとても大切です。
※NG
おしりが開いてしまい、後ろを向いています。
そうするとバランスが取れず、頭が足の上に乗っていませんね。
これはひざの向きを正すことで改善できることが多いです。
正しい足の位置、ひざの向き、
そしてそれを支える正しい姿勢を体に覚えさせましょう。
★サイドキック★
一番見せたいポイントであるキックの形を確認できたので、
実際にキックをしてみましょう。
基礎編「タンジュ」の練習の時にも確認をしましたが、
サイドキックの時は、
かかとからつま先に押し出すような方向で足を動かしましょう。
①準備
足を引き、ひざを曲げて準備をします。
シャープなキックをするために、床を押せるようにしましょう。
★体を引き上げる
どんなテクニックでも共通ですが、
足が動いたからといって体がゆるむことのないよう、
しっかりと引き上げて良い姿勢を保ちます。
★足の向き
引いた足は、つま先を外に向けましょう。
この準備の形で足を上げる方向が決まります。
ひざ・つま先が前を向いた状態からサイドキックをしようとすると、
ひざが前を向いたキックになってしまいます。
★体は正面
つま先を外に向けたことで、
体をひねってしまうことがないよう気をつけてください。
肩・骨盤が正面を向いている状態を保ちましょう。
②キック
先ほどY字バランスで確認したところに向かって、
力強くキックをしましょう。
★ひざ・つま先を伸ばす
足が床を離れた瞬間にひざとつま先が伸びています。
さらに、一番高いところでもう一度力を入れ直しましょう。
★軸足と体を引き上げる
軸足と体も同時に引き上げます。
キックした瞬間、体も一番高いところにくるようにしましょう。
③気を付けの姿勢に戻ります。
★足を閉じる
内ももやおしりに力を入れて、しっかりと足を閉じましょう。
重力に従って足が下りてくるのを待つのではなく、
自分の力で足を下ろします。
★体を引き上げる
繰り返しになりますが、最後まで体を引き上げ続けましょう。
足と一緒に重心が落ちないように気をつけて!
今回はサイドキックの練習をしました。
基本的に注意をしなければならないポイントは、
前回練習したフロントキックと共通です。
ひざの向きと上げる位置がポイントになります。
その点を注意して練習しましょう。
サイドキックの足の上げ方は、
トータッチジャンプなどにも応用できますね。
1つのテクニックを正しく身につけることで、
他のものにもつながってきます。
ぜひ、基礎からていねいに練習をしてくださいね!