CHEER COLUMN-応援コラム-
チアらんど チアコラム『チアリーダーの途(みち)』 第一弾!
上智大学国際教養学部国際教養学科(2020年4月入学)
稗田華子さんのインタビューです。
〜チアで培った継続力、思考力、時間管理能力は受験勉強に必要な力〜
■Interview:進路編
1、 小学生の頃はどのような子供でしたか?
体を動かすことと勉強、どちらも好きでした。小2から中1まで週1回、チアリーディングを習っていました。また、小3から水泳を習い始め、小学5年生からは選手コースで週3回泳いでいました。勉強面では、小学生の時は進研ゼミや学研などで学習し、小5から個別塾に通っていました。公園で鬼ごっこすることが大好きで活発な子供だったと思います。
2、中学生では、勉強・部活とチアの両立はいかがでしたか?
中学時代を海外で過ごしました。インターナショナルスクールに通い、学校の競泳チームに所属していました。英会話などを習っていた訳ではなかったので、学校生活はとても辛かったですが、競泳をやるために意志を強く持って頑張っていました。課題が多く学校生活を忙しく過ごしていましたが、当時泳ぐことが大好きで、一時期週6〜8回泳いでいました。(朝練・放課後練どちらも出席したりしていました) 高校受験勉強は、中3から現地で行いました。自分と同じ境遇の人が少なく、何度も心が折れそうになりましたが、受験生の間も水泳を続けながら、志望校に合格できたのは、いつも支えてくれた友達・学校の先生方・チームのメンバーやコーチ・家族のおかげです。海外での経験を通して、努力する力に磨きをかけることができました。
3、チアスクールに通っていた頃の1番の思い出は?
中1から高3まで幅広い学年の子がいるチームの中には、様々な価値観・考えを持っている子が集まっていました。チームのミーティングは、メンバーそれぞれがチアへの熱い思いを込めて発信する場であり、ひとりひとりの考えを知ることが出来ました。毎回のミーティングで、学年関係なく、みんなから刺激をもらえたことが一番の思い出です。また、夏合宿をチームみんなで乗り越えたことも、とても印象に残っています。
4、チアをやって身についた力は?
家で努力を継続する力、忙しい日常生活の時間を有効に使う時間管理能力、挑戦力、発信力、周りを見る力、チームに貢献することを考え行動するための思考力・行動力。
5、 進級、受験などにチアリーダーで培ったことは活かされましたか?
大学附属高校に通っていたことから、受験をしなくても進学できる状況にありました。しかし、WINDYSの仲間と日々練習し、教え合う場面も多く、自分の興味は教育にあることを確信しました。今までは誤魔化してきたことも、WINDYSのみんなといると、自分の軸がブレていたことを恥ずかしいと思い、自分が1番に学びたいと思える場所に通うために努力する、辛い方の道を選び、全力を尽くすことを決心しました。よって、外部受験することを決めたきっかけの1つはWINDYSにありました。チアで培った力は、受験勉強とチアを両立していく上で大いに役立ちました。継続力や思考力、時間管理能力は受験勉強をする上では欠かせません。また、チアで培った挑戦する力は、私の高校生活を充実したものにしました。チアを始めてから、多くの課外活動に挑戦する勇気を持つことができました。具体的には、株式学習のレポートコンテスト「日経ストックリーグ」に参加し入賞、英語スピーチコンテストへの参加、夏期文科省インターンシップへの参加を通して、自分の将来を考えるための貴重な経験をさせていただくことが出来ました。普通ならできないような経験に挑戦することが出来たのも、自分にいつも勇気を与えてくれたWINDYSのみんながいたからです。受験勉強や課外活動が忙しく、体調が優れないままレッスンに行かなければいけない時期もありましたが、WINDYSのみんなはいつも笑顔で私をチームの輪にいれてくれました。WINDYSのみんなの存在は私の心の支えでもありました。
6、 保護者や関係者の応援・見守りで感謝していることは?
夜遅いにも関わらず、レッスンから帰るといつも夕飯を用意して待っていてくれたり、チームのことで悩んだ時、話を聞いてくれたりした母親には感謝の気持ちでいっぱいです。また、週2回のチアの練習・イベント・大会に当たり前に参加できるのも、多くの方々のご協力のもとで成り立っていることを強く感じ、感謝してもしきれません。自分たちの見えない所で支えてくださっている方々に感謝しています。
7、 最後に、後輩チアリーダーへ一言お願いします。
チームで協力して演技を揃えたり、メンバーとしての責任を感じながら努力し続けたりする経験は、チアならではであり、他の人には真似できない”自分”を確立するために活かすことができると考えます。AI技術の著しい発展により、人間ならではの営みである”想像力や思考力” が重要視されている現代社会を生きていく私たちにとって、”自分にしかできないこと” を培うことは、とても重要です。まずは、チームのために自分が出来ることを考え、行動することから始めてみてください。また、今のチームのメンバーで日々練習出来ることに感謝することを忘れずに、全力でチアを楽しんでください!
8、 保護者より(先輩ママの声)
チアを続けていたからこそ、受験期を乗り越えられたと思います。今回の娘の受験で、いかにメリハリが大切か。学んだ気がします。チアでは、ダンスだけではなくチームの在り方を意識したり、仲間との調和などたくさんのことを勉強させて頂いたと思います。学んだことは、将来どんな道を歩んだとしても活きてくると思います。
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■チア歴
小学2年生〜中学1年生 チアリーディング
高校2年生〜高校3年生 チアダンス(調布市体育協会チアダンスチームWINDYS)
他スポーツ暦
水泳:7年
■学歴
2014年4月 東京都東久留米市立南中学校入学
2014年9月 ハノイ日本人学校編入
2015年1月 United Nations International School of Hanoi 編入
2017年4月 中央大学杉並高校入学
2020年4月 上智大学国際教養学部国際教養学科入学
◎チアらんどチアコラム『チアリーダの途(みち)』スタートしました!
〜逆境でも自分を信じて、逆境すら楽しみながら取り組み続けることができる力〜
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