EVENT-イベント情報-
「さいたま市ノーマライゼーションカップ2020」に参加してきました。
ノーマライゼーションカップとは?
ブラインドサッカーの女子国際親善試合で、今回は2月22日(土)に、さいたま市にあるサイデン化学アリーナにて行われました。
ブラインドサッカーは目が見える人も見えない人も混ざり合って、協力して1つのゴールを目指すスポーツです。
障害の有無にかかわらず、だれでも同じように幸せに暮らすことのできる「ノーマライゼーション」社会を目指すさいたま市の考え方と強く結びつき、この大会が生まれました。
今回は、日本代表チームとアルゼンチン代表チームが対戦しました。
今回出演したのは
中学生・高校生のチアダンスチーム「WINDYS」と園児から小学生までの「M☆rettes」です。
ブラインドサッカーの試合への出演は今まででもあり、目の見える人と見えない人と混ざり合って協力するスポーツであることがわかってきました。
今回は全員で「ノーマライゼーション」という言葉を学んでこの日を迎えました。
園児でも、高校生でも、今回は1つのチームの仲間です。
パフォーマンスを成功できるよう、みんなで協力し、準備をしてきました。
会場に入ると、
新型コロナウィルスの感染防止策のため、スタッフの皆さんはマスクを着用。
会場の出入りには毎回アルコールで除菌をします。
メンバーもできるだけマスクをして過ごすなど、万全の対策です。
リハーサルでは、短い時間の中、フォーメーションを確認し、全体通し練習です。
パフォーマンスの流れだけでなく、スケジュールも理解しているので、集中してリハーサルに取り組むことができます。
また、周りの仲間に声をかけ、協力することができるので、人数が多くても、チームとして素早く行動することができます。
場当たりのリハーサル終了後は、パフォーマンスの細かい部分を詰め、自信をもって本番を迎えられるよう準備完了です!
休憩タイム!
リハーサル後はいったん解散し、各自で昼食をとりました。
昨年参加した時は、体験ブースなどで楽しみましたが、今年は残念ながら中止に。
それでも会場内でブラインドサッカー体験教室を見学したり、お友達と練習したり、どこでも楽しみを見つけるのはチアリーダーの得意分野ですね!
いよいよ本番!
ブラインドサッカーの選手のように、みんなで協力し合って作り上げてきたパフォーマンスです。
普段はそれぞれのクラスで練習していますが、1つの演技を作り上げるためにぐっと集中してくる姿に、チーム全体の強いきずなを感じます。
両チームの選手の皆さんに「がんばれ!」という応援の気持ちが届くように、大きな「ブラサカ」コールをしました!
MCは本番直前まで猛練習した成果がでて、お客さんにしっかりと伝わり、一緒にコールもしてくれました。
何を伝えたいのかを考えて、たくさん練習したからこそですね。
自分で考えて乗り越えたことは自信につながります!
パフォーマンス終了!!
パフォーマンスは大成功!
幅広い年齢層のメンバーが、1つの目標に向かって協力している姿を通して、見ている方にも「ノーマライゼーション」の1つの形が伝わっていたらうれしいです。
試合は各自での観戦となりましたが、ご家族やお友達と一緒に、ブラインドサッカーの試合に見入っていました。
「選手は見えてないんだよね??」という言葉が何度も聞かれました。
「当たり前」が変わる瞬間でした。
ハーフタイムパフォーマンスののパプリカも、客席で一緒に踊りました!
1日の振り返りの中で、手話通訳の方が会場にいたこと、車いすの方がスタッフとして活躍されていたこと、目の見えない方が観客としていらしていたことなど、少しいつもとは違ったところに気づいていた子が多い印象でした。
ただ演技を発表するだけでなく、相手の方や社会を学ぶことができるのも、とても大切なことですね。
チアを通して、今まで知らなかったことに触れる経験が、将来の可能性を広げてくれます。
ブラインドサッカーは仲間との信頼がなければできないスポーツです。
せっかく、このような素晴らしいスポーツに触れられたからこそ、これからも仲間との絆を大切に、みんなで成長していけたらと思います。