CHEER COLUMN-応援コラム-
チアリーダーのみなさん、こんにちは。
まだまだ寒さが残りますが、
きれいな梅の花が咲く季節になってきましたね。
春はもうすぐそこ!です。
さて、先週、文化施設を中心に上野恩賜公園をご紹介したのですが、
実はその文化施設の一つ『東京都美術館』に入り、
『新印象派展』を鑑賞してきました☆
点描技法が特徴の新印象派については、
以前にこちらの日記ご紹介したことがあるのですが、
今回もとても感動的な絵画にたくさん出会いました♪
東京都美術館の外観は、
レンガ造りでとても落ち着いた雰囲気です。
中にはいるとすぐに、グッズが充実のミュージアムショップ☆
思い出になりそうなグッズがいっぱいでした。
美術館の中も、
壁や床、赤茶色が基調になっていて、
天井からはもとても柔らかく温かみのある光がさしています。
さて、光と色のドラマ☆新印象派展ですが、
印象派から派生した『新印象派』とは、
パレットの上で絵の具を混ぜるのではなく、
絵画全体を単色の点々で表現する描き方が特徴になっています。
観る人の目の中で色が混ざるということですね。
実際に色を混ぜないので、とても鮮やかな色合いが表現できます。
色彩科学に裏打ちされた芸術という感じです。
この技法は、今から120年ほど前のフランスの画家、
ジョルジュ・スーラという人が創始者といわれています。
最初にスーラがこの点描技法で絵画を発表したあと、
たくさんの画家がその技法を取り入れ、描くようになりました。
そして画家それぞれよって、題材はもちろん、
強い色、淡い色、描写の仕方などそれぞれなのですが、
水面に写り込む景色や、逆光の表現、などとても綺麗で、
中には、まるで写真のような絵画もありました。
そして、ときが経つにつれ、
それぞれの画家に特徴的な、独自の表現が現れはじめ、
新印象派の広がりを見せていきます。
新印象派展では、
その歴史を含め、年代順に絵画が並んでいるので、
その変化が良く分かり楽しかったです。
チアリーダーのみなさんは、絵画や美術は好きですが?
わたしはもっぱら観る方ですが、
様々な表現に触れると、感性が刺激されて幸せな気持ちになれます。
話しは変わりますが、武道や芸術の世界では、
『守(しゅ)・破(は)・離(り)』という言葉があるそうです。
聞いたことがある子もいると思いますが、
『守』は、教えられたこと、基本をしっかり守って実践していくこと。
『破』は、身に付けた基本をベースにして、徐々に応用をきかせていくこと。
『離』は、教えから離れ、独自性を出し、最終的に自分のオリジジナルをい作っていくこと。
おおよそ、このような意味だそうです。
武道や芸術の世界の言葉ではありますが、
世の中の様々なことにいえる気がします。
チアっこのみなさんは、勉強など『守』の段階が多いと思いますが、
基本をしっかりマスターすることによって、
新印象派の画家の方々のように、やがて独自の個性を発揮していけるのかもしれません。