CHEER COLUMN-応援コラム-
初心者の方から、「ターン」についての質問が多く寄せられます。
確かに「ターン」は、難しい要素が幾つも同時に入っていますので、
すぐにマスターし辛いテクニックと言えます。
そこで、今週の講座は「ピボットターン」です。
ピボットターンは、方向を180°「回転」する動きの入ったステップです。
360°だけが回転では有りません。180°・90°も立派な回転です。
「回転」は、前後・左右・上下、全ての軸を整えてる事が非常に大事になります。
参考として、以前の記事もご覧下さい。
今回は「ステップポジションについて」のみ解説していきます。
上下と前後を特に意識しながら、ポジションを確認してみて下さい。
まずはステップを、写真で見てみましょう。
•前方からステップをスタート
•後方からステップをスタート
と、幾つか方法は有りますが、今回は、
•前方からステップをスタート
を紹介します。
①〜④はカウントを表しています。
4つのステップポジションから構成されるステップです。
実際には「アキレス腱のストレッチ姿勢」に似た形の
ポジションの左右2パターンしか有りません。
《今回のルール》
•アームモーション=ハーフT
•体幹=整えた状態をキープ
•足=軌道を円にする
準備姿勢です。
「カウント8」もしくは、「カウント8and」で行ってください。
①目安として「右足のくるぶし」が左膝に付けるように上げましょう。
②体幹はしっかり整えてください。
2つのポイントを大切に「スッ」と構える事がポイントです。
あまり止めすぎず、
「このポジションを通ると足の軌道が円になる」という事を意識して下さい。
足先は、ポイントにするパターンも考えられます。
どちらでも構いませんが、
意識が抜けない様、ポイント・フレックスを明確にして下さい。
カウント①のステップポジションです。
•右足を1番方向へ踏み出す
•軸を足幅の中央に置く
踏み込みを強く、前後に開く足の中央に軸を置く事がコツです。
左右のバランスが崩れ易いので、
胴体から脇に掛けて引き上げ、体幹部を固めましょう。
カウント②のステップポジションです。
•5番方向へ左回転で向きを変える
•軸を中心にして回転する
ここでいよいよ「回転」が行われます。
「回転」は軌道の説明になるので、ここでは説明を省きます。
意識としては、「後ろにある足へ上心身を向ける!」と強く、
頭でイメージする事が最初の一歩です。
カウント③のステップポジションです。
•左足を1番方向へ下げる
•軸を足幅の中央に置く
左足を踏み出す時に、
軸も同時に軸も後方へ移動させておくとよいでしょう。
当然、ステップポジション①と同じく、足幅の中央に軸を置いてください。
左右のバランスが崩れ易いので、
胴体から脇に掛けて引き上げ、体幹部を固めましょう。
カウント④のステップポジションです。
•1番方向へ左回転で向きを変える
•軸を中心にして回転する
「後ろにある足へ上心身を向ける!」
がコツです。
「前足と反対に回転する」と説明する事も出来ますが、
後ろ足を意識した方が、バランスが取り易いです。
実際にレッスンなどでアドバイスをしていると、
後ろ足へ意識を誘導してあげる方が効果が上がっています。
※こちらも軌道になるので、説明は今後の記事でご紹介します。
ステップポジションは、理解できましたか?
ポジションだけ行えばそんなに難しい事は無いはずです。
今回のステップで重要なポイントは、
「回転」によって加わる力をコントロールする事です。
つまり、難しさの大半は「軌道」にあるという事です。
それでは、次回!
「ピポットターンの軌道」について解説していきます。
難しいと感じるポイントを整理してクリアにしていきましょう。