チアらんど

チアリーダーのためのポータルサイト
チアで学ぶ、チアでつながる、想像を超える楽しい世界へ
応援コラム
トップ > ディレクター日記 > アイソレーション 〜腰〜 No.1

CHEER COLUMN-応援コラム-

アイソレーション 〜腰〜 No.1
2013.10.25

またまた、大きな台風が近づいて来ているようです。
事故も起こり易いので、注意して行動して下さいね。

さて今日は、チア、ダンスに必要な要素「アイソレーション」を説明します。
以前の講座では、上半身を説明していますので、下半身に写っていきたいと思います。

下半身は、重心を支える大切な役割を果たしますが、
アイソレーションでは「重心を支えながら稼働させる」という二つの事を同時に行います。
上半身よりも少し難しくなりますので、是非練習して下さいね。

まずは基本姿勢からです。

チア-アイソレーション-腰-0

上半身の時と変わりはありませんが、腰の時は膝を数cm曲げて行うと、可動範囲も大きくなります。
但し、意識的に「真ん中へ絞る」事を行わないとだらしなくなるので、注意して下さい。

練習する方向は、
•前
•後ろ
•右
•左
の4方向です。

チア-アイソレーション-腰-1

チア-アイソレーション-腰-2

【前】
良い例を見て下さい。

上半身が保たれた状態で、腰のアイソレーションが行われています。
腰を出す際に、上半身を上に引っ張るイメージを持つと、やり易くなります。

悪い例を見てみましょう。
よく見られる例をあげてみました。

•顎が出ている
•胸が丸まってしまう。
•腰を下に落としてしまう=重心が引き上がっていない。
•膝が前に出てします。

この様な姿勢になる原因は、腹筋の使い方にあります。
下腹部を引き上げるイメージと、上半身のキープがあれば、正しい方向へ腰を出す事が出来ます。

チア-アイソレーション-腰-3

チア-アイソレーション-腰-4

【後ろ】
良い例では、「前」と同じ様に上半身が保たれています。
コツは、背筋でお尻を上に引っ張る様なイメージを持つと、うまく出来る様になります。

悪い例を見てみましょう。
こちらも、よく見られる例をあげてみました。

•顎が上がってしまう。
•胸が前に出てしまう。
•お尻が引き上がっていない。

「後ろ」は比較的、膝の位置をキ−プし易いです。その変わり、背筋を強く使うので、
それを補うために前傾姿勢になり易い傾向があります。

まずは、お尻を背筋で引き上げる。そして、その後下腹部に力を入れて固めてあげると言う順番で行うと、
マスターに近づきます。

さて、今日はアイソレーション腰の前後を解説しました。

腰を痛めている時などは、練習を避けた方が良いです。腹筋、背筋の筋力向上にも繋がるので、
このメニューを何回行っても、翌日に筋肉痛にならない様な体作りが出来れば、
「踊れる体」になって来ている証拠です。

女性は特に腰の動きで個性を表現出来るシーンが多いので、
是非柔軟性とパワーを備えた腰のムーブをマスターして下さい。(もちろん、男性も必要な技術ですよ!)

来週は、アイソレーション腰の左右について解説します。